最高気温31度、晴れの続く沖縄恩納村。「谷茶タワー」と「谷茶コーナー」のダブル谷茶で潜ってきました。
ちなみに「谷茶」は「たんちゃ」と読むのが正解です。
ポイント
- 水温28℃は不変 ⇒ いつから下降しだすのか? 怖いねー。
- 透明度も良かったです。20-25Mはありました。内湾はもう少し落ちて15Mぐらい
- 谷茶タワー ⇒ 相変わらずのハナゴンベ団地訪問。かわいい奴と遊んでもらいました
- 谷茶コーナー ⇒ すごい久しぶりに潜りました。チンアナゴのいた砂地がサンゴ養殖畑に変わっていました。サンゴも復活してました
1st dive 谷茶タワー
今日の谷茶タワーは透明度がそこそこ。浅瀬はイマイチだったけれど、深く潜れば、青くて遠くまでスコンと見えた。
スタート、水深35M付近
いつものごとく、ハナゴンベ団地に直行しました。
程よいサイズのハナゴンベ子供はお客様に紹介。私はその周囲をうろうろ。
大人のハナゴンベを撮ったりしていると、
モンキキンチャクフグに出会いました。ペアで泳いでいたんだけれど、ペアでは撮れなかった。
マルスズメダイの婚姻色なのだろうか、変な色になっていました。
ダイビング中盤、水深10M付近
深いほうから浅い方に向かう途中、居る場所といい、サイズといい、イソギンチャクの形状といい、素晴らしいクマノミに出会えました。
終盤、水深5M付近
浅瀬では前回のリベンジでルリホシスズメダイ子供をロックオン…………のはずが……、
探せど、探せど、出会えぬもどかしさよ。
代わりに見つけたセダカギンポ子供でお茶を濁すも、結局最後まで見つけられませんでした。
なんてこったい。
水面休息
そのまま船上で水面休息。
ダイビングではこの、ダイビングの合間の休憩時間がとっても大切。
しっかり長時間休んで、体に取り込んだ高圧の窒素を放出したい。
ボートから恩納村の陸側を見れば、あれに見えるわ、「沖縄海岸国定公園内の赤瓦屋根」ではないか。
ここって謎だよね
もうずっーと立入禁止が続いている
陸側から来てみると……、看板が設置されている。
門にはゲートがあり、コロナ禍関係なく、もう何十年も開いているのを見た記憶がありません。
グーグルマップのデータで見てみると、そこには、
「沖縄化学技術大学院大学のシーサイドハウス」があるんだよってことになってる。
[blogcard url="https://www.oist.jp/ja/seaside-house"]
クリックしてみたら、やはりその隣にある旧旅館「白雲荘」の白い建物が「沖縄化学技術大学院大学のシーサイドハウス」になっています。
グーグルマップにも正確な情報が載ってないね
今度、調べましょうね
2nd dive 谷茶コーナー
グーグル検索で「谷茶コーナー」を調べても、ひとつもヒットしない。
このネット社会に、「谷茶コーナー」という文言が今、まさに新しく出てきたってことになるのかも。
だけど、ポイントとしては、もう20年近く前から存在しています。
ちょっとした内湾にあるので、そんなに華やかな水中世界ではないが、砂地あり、砂なのでチンアナゴ見られるし、クマノミの仲間も多い。水路付近ではマダラトビエイがよく見られました。
私は乗合船しか使用しないので、どこのポイントをどれぐらいの頻度で使うのか? っていうのが決められる立場にはないけれど、もっと水路の奥の方とか、少しずらして潜って、捜索すれば、使える幅はフレキシブルに広がるかもしれない……っていう感じの場所です。
エントリー、ボート直下 水深1M付近
エントリーした直後に広がる下の写真の風景
なんじゃ、こりゃー!!
恩納村ではサンゴの養殖事業を盛んに推奨しています。普段ダイビングしているエリアでは「山田ポイント」が養殖場になっていましたが、ここもそうなっていくようです。
かなり広い範囲が畑になっていたので、動画に撮りました。記録として載せておきます。
こんな場所を気持ちよさそうに泳ぐウミヘビは、なにを想ふ。
中盤、水路側、水深15M
クマノミがとても多い。
子供がいないか、よくよく覗いてみたら、カザリイソギンチャクエビがいたので、クマノミよりもこちらを紹介。
外洋よりも内湾に多い魚のランキングがあったら、間違いなくランク入りする魚、ヘコアユ。
常に逆立ちして泳ぐ姿は体験ダイバーに受けが良いので、体験ダイビングをしている時はとても助かる。
ただ撮影は難しい。止まってくれないし、しかも逃げる時は、普通の魚のように泳いで逃げて素早い。
プラスどう撮ったらきれいに撮ってあげられるのか、まったくわからない。
今回は寄りで攻めてみました。
フラッシュに光るメタリックなボディーは魚らしくないねー。
ほんとうに変わった魚だ。
水温は28℃で安定。
終盤、ボート近く、水深5M
10年前ぐらいはテーブルサンゴなんて皆無で、ソフトコーラルが少し生い茂っていた……ぐらいの場所だったと記憶していたのだが、
いやー……、
ここもサンゴ復活かー……、恩納村、本当にサンゴだらけになってきたな
ボートの真下は、バラスがいっぱいでした。
本来「バラス」というのは、「バラスト」の略語です。
「バラスト」とは船などに積む【重し】を意味します。バラストには安価な砂利が頻繁に使用されたのでいつしかバラストのことが砂利と同義になり、バラストが略されてバラスになっているようです。
またサンゴのガレキも砂利に似てバラストに使用されていたので、バラスと呼ばれるようになったのでしょう。
このバラスの場所でも、いつか楽しいガイドがやってみたいのだが、現在の私は、あまりこのバラスを得意としておりません。もっといい見せ方がないものかなーと苦悩して数十年……って感じです。
まとめ
- 透明度アウトリーフの谷茶タワーは20-25M。インリーフの谷茶コーナーでは10-15Mぐらい
- 水温はアウトリーフもインリーフも安定の28℃でした
- 谷茶タワー ⇒ 定番のハナゴンベ団地。先日のリベンジ対象だったルリホシスズメダイ子供は消息不明で無念
- 谷茶コーナー ⇒ サンゴ畑化がすさまじかった。自然に増えたサンゴも多かった。反面チンアナゴは見つけられず。何処へ?