02/2022 2022log ダイビングログ

2022/2/20-レッドビーチでISO100を考えつつウミウシを探そう

キンナミミドリガイ

とんでもない寒さになってしまったこんな日にダイビングするなんて!!

でも大丈夫。僕たちにはレッドビーチがある。

どんなに強い北風が吹いても、レッドビーチがある。

ありがたいなー。

最近、またみんなの車の駐車の仕方が乱れてきたように感じる。

なので、今度、「レッドビーチの潜り方」って記事を上げようと思うので、頑張りましょう、私。

レッドビーチでウミウシを探そう

いやー、濁ってるね。

レッドビーチは濁っているもんだけれど、

冬の間ぐらいはけっこう透明度良かったりするんだけど……、

今日はよく濁っているね。

だけど、ウミウシ探す時は、濁りってあんまり関係ない。

ライトで照らしているところしか見ないからね。

感覚的にはナイトダイビングだ。

レッドビーチで22年

レッドビーチと言えば、鉄塔。

鉄塔があるから濁っていても迷わずに潜れる。

ウミウシだって探しやすい。

このブログに残っている記録では2015年が最後だけど、

アーカイブとしてリンクをつないで2000年のものまで見られるようになっている。

それらを見てみると、私がレッドビーチへ最初にエントリーしたのは2000/9/16だった。

いいね!
いいね!

22年前って、すごい昔だね

当時のログには写真が全然掲載されていないので、

デジカメも持ってなかったんでしょうね。

  • 2000/9/16 スピッツがレッドビーチに初エントリー
  • 2011/2/15 レッドビーチ閉鎖
  • 2012/11 レッドビーチ再開

という歴史があり、現在も使えています。

このへんの話しは今度書く、レッドビーチの潜り方の記事で詳細を書きますが、

閉鎖されたのは、潜りに来る人たちの駐車方法などのマナーの問題だったと記憶している。

追記、今度書こうと思ったけれど、とりあえず載せといた方がよいだろうと思って、書いときます。

このエリアは車を停めない方がいいんです。

駐車をお勧めできない場所
駐車をお勧めできない場所

交通の妨げにならないように下の写真の場所に停めるのがいいと思います。

駐車可能スペース
駐車可能スペース

最近、またあの頃の……、

役所が動いて潜れなくなったあの頃の停め方になってきていると思うので、気を付けたいですね。

良いガイドはゲストに育てられる

ウミウシ大好きのリピーターさんは、不定期に遊びに来られていましたが、

2012/12/28の年末からウミウシ合宿の言葉がログに出ているので、本格的なウミウシ合宿はこの頃に始まったのだと思います。

2018/12/27から始まるウミウシ合宿が最後だったので、

年末年始のウミウシ合宿は7年間も続いていたんだねー。素晴らしい。

サバトラ子猫
サバトラ子猫

私も良い経験をさせていただきました

良いお客さんが良いガイドを育てるんだよね?

Why-?
Why-?
サバトラ子猫
サバトラ子猫

お、語るねー

そのとおり。

お客さんの趣味趣向にとことん付き合うことで、ガイドの知識も増えていきます。

ウミウシ好きのOさんに鍛えられて、ウミウシ探すの好きになったし、

ハゼ好きのNさんに導かれて川ハゼ探しも楽しくなった。

スズメダイ好きのKさんに遅れまいと勉強した新米沖縄イントラ時代は良い思い出です。

ガイド成り立ての人よりも、生き物好きのベテランダイバーさんの方がその生物に詳しいことは明白です。

新米ガイドの時に担当したベテランダイバーさんを素直にレスペクトし、

吸収できることはどんどん吸い取ることで、良いガイドが生まれていきます。

すげー
すげー

この場合の良いお客さんって、どんな人?

あれが見たい、これが見たいとリクエストを多く言ってくる人です

サバトラ子猫
サバトラ子猫
すげー
すげー

それ、嫌なお客さんじゃないの?

その海にいない生き物を言われても出せないので、そんな無理難題は困るけれど、

その海に生息していることがわかっている生物なら、どんどんリクエストしてくれるお客さんは大歓迎でしょう。

それで困るガイドさんはいないはずよ。

実際に出せる、出せないはおいといて、努力することで他のネタに当たったり、潜ってなかったエリアが新しいポイントになったりする。

1ダイブまるまるお客さんと一緒にくまなく探して外してしまうこともあるだろうけれど、それは共に努力を共有した時間として記憶に残る。

なんの頑張りも見せずに普通に1ダイブするのとは与える印象が違うでしょ

サバトラ子猫
サバトラ子猫

ダイビングって大勢にアピールできないスポーツだから、個人のハートにどれだけ強く印象付けできるか? ってところが肝なわけですよ。

それの繰り返しでリピーターになってもらって、一人前になっていくのがガイドさんだと思うんだけどね。

情けない……
情けない……

また、今回も大きく脱線してますよ!!

はい。元に戻します。

サバトラ子猫
サバトラ子猫

ウミウシ探してきましたー

コトヒメウミウシ
コトヒメウミウシ
モンジャウミウシ
モンジャウミウシ
ニシキウミウシ
ニシキウミウシ
センテンイロウミウシ
センテンイロウミウシ
シロミノウミウシ
シロミノウミウシ
ユウグレイロウミウシ
ユウグレイロウミウシ

ユウグレイロウミウシを見つけた周囲にはカエルアマダイがいっぱいいました。

カエルアマダイの後姿
カエルアマダイの後姿

透明度が悪かったので、まともに撮れないと思っていたため、

やっつけ写真で申し訳ない。後頭部しか撮れていませんでした。

イボヤギミノウミウシ
イボヤギミノウミウシ
レッドビーチのユニデンティア属の一種4
レッドビーチのユニデンティア属の一種4
ナナフシウミウシ
ナナフシウミウシ

ISO100を考えよう

そして見つかるホームラン。

久しぶりのトラパニア・ミルタブランカ。

和名をアカマダラツガルウミウシ。

実に格好いいウミウシです。

アカマダラツガルウミウシ
アカマダラツガルウミウシ

うーん……、今回の写真もお客様から借りてるTG5で撮影しているんですが、

「なんか暗いなー」

「暗い写真しか撮れないなー」

と、ずっと心の中で呟いていました。

で、いろいろ設定を水中で触っていたら、ISO設定が100で固定になっていたのを発見。

100?

そりゃー暗い写真になるわけだよね……。

で、オートに戻して撮影したら、普通に撮れました。

アカマダラツガルウミウシ
アカマダラツガルウミウシ

実にサイケデリックな模様のウミウシです。

この個体は大きくて1㎝ぐらいありました。

エキジット後、お客さんに、

サバトラ子猫
サバトラ子猫

ISOが100になってましたけれど、あれはわざとですよね? ずっーと暗い写真しか撮れないなーって思ってたんですよー

マクロはデジイチで撮影するので、あのTG5はワイド用に普段はぶら下げていて、ISO100で撮影したほうが画質が荒くならないので、あの設定のまま渡しちゃいました、すいません……

Why-?
Why-?
サバトラ子猫
サバトラ子猫

いや、いいんですけれど、ISO100でワイド撮影して暗くならないんですか?

暗いんだけれど、そーいう明るさは後でソフトでいじったらどうにでもなるのでISO100でいいんです。ピントさえ合ってたら、明暗はなんとでもなるので……

Why-?
Why-?
サバトラ子猫
サバトラ子猫

……、そーいうもんなんですね……

私はRAW撮影もほとんどしないし、撮った写真をアドビソフトなどで色味を変えたりもしない。

撮った写真に名前を入れて、そのまんまブログに載せてただけなので、ちょっと驚きでした。

で、暗いよー、暗いなーと思いながらISO100で撮影してきた写真を「Photoscape」って無料ソフトで明暗だけ変えてみることにトライしてみた。

レッドビーチのユニデンティア属の一種4
レッドビーチのユニデンティア属の一種4

あら……、ま……。

びっくり!!
びっくり!!

派手に変わったねー

レッドビーチのユニデンティア属の一種4
レッドビーチのユニデンティア属の一種4

確かに、目にピントが合ってる写真なら、ちょちょいって明度は変えられるね。

さきほどのアカマダラツガルウミウシの写真も変えてみよう。

元がこの暗さで……、

アカマダラツガルウミウシ
アカマダラツガルウミウシ

明るくしてみた。

アカマダラツガルウミウシ
アカマダラツガルウミウシ

ふむ。なるほど。

Why-?
Why-?

ISO感度ってなに?

カメラに入ってくる光の量を現す数字で、数字が大きくなるほど暗い場所でも明るい写真が撮れます

サバトラ子猫
サバトラ子猫
Why-?
Why-?

オリンパスのTG5だと一番低い設定がISO100になってるね

暗いところで明るい写真を撮りたいから、ISO番号を上げるってのは理解できるけれど、ISO100にするメリットは?

すげー
すげー
サバトラ子猫
サバトラ子猫

ISO感度を上げると明るい写真は撮れるけれど、写真の細かい部分が明瞭に撮れなくなっちゃう。

集合写真を撮って、みんなの表情を見ようと拡大してみたら、表情はつぶれて写ってない写真とか経験ない?

あるね

すげー
すげー
サバトラ子猫
サバトラ子猫

細かい部分までちゃんと写ってほしかったらISO感度は低い数字で撮影したほうがいいってこと。今日のお客さんは沖縄のワイド写真を撮影するためにこのカメラを使っていました。沖縄の海は十分明るいし、ISO100でも十分なんです。現に、私の過去の写真を見返してみたら、オリンパスのTG2、シーンモードの水中ワイド1で撮影することが大半ですが、撮影した写真データを見返してみたら、オート撮影でもISO100に勝手になっていました。

そうなんだ……。ワイドのオート撮影でも勝手にISOは100に設定されているんだね。拡大して細部までしっかり撮れてる方がいいからね。良かったです。

Why-?
Why-?
サバトラ子猫
サバトラ子猫

だけど、シーンモードで水中マクロや顕微鏡モードを使って撮影した写真のISOは100じゃなかった。ISO200やISO800になっている写真が大半でした

では、オートモードに変えて撮影した、この下の写真。

写真のデータを見てみると、ISO感度はなんと、2500になってました。

アカマダラツガルウミウシ
アカマダラツガルウミウシ

これを先ほどと同様にPhotoScapeを使って、明るさを明るくしてみます。

PhotoScapeにてバックライトボタン、200で処理
PhotoScapeにてバックライトボタン、200で処理

2種類、やってみました。

うん。なんか……、写真が荒いですね。たしかに。

まぁーもともとそんな暗い写真じゃないから、明るくする理由はないけれど、

試しにやってみたら、こんな結果になりました。

PhotoScapeにてバックライトボタン、125で処理
PhotoScapeにてバックライトボタン、125で処理

どっちが正解とかじゃなくて、状況によって使い分けるのがいいのかな……。

例えば、極小ウミウシ、3-5㎜ぐらい。

前回のログで載せたキンナミミドリガイ。

ISO100で撮影してましたから、明度を明るくしてみましょう。

キンナミミドリガイ
キンナミミドリガイ

どーん。

うんうん。明るくなりましたね。

私は、このウミウシの模様が好きなので、拡大してみましょう。

ISO100で細部まで撮りきれているならば、拡大してもそんなに画質は粗くならないはず。

キンナミミドリガイ
キンナミミドリガイ

どーん。

なるほど。見れますね。

これを拡大したら、さすがにだめだよね。

キンナミミドリガイ
キンナミミドリガイ

どーん!!

キンナミミドリガイ
キンナミミドリガイ

どうですかね。このブログで見るぐらいだったら、3-5㎜のウミウシを明るく加工して拡大してもちゃんと模様や目玉まで見える写真に留まりました。

ノコギリハギ

最後にノコギリハギのかわいいのがいたので撮影。

これはお客様が見つけてて、教えてくれました。

感謝。

ノコギリハギ
ノコギリハギ

これもISO100で撮影していたので、明るく変えてみました。

ノコギリハギ
ノコギリハギ

これはこれで楽しい作業ですが、私にとっては手間ですね。

なので、次回からは多分オートで撮影するはず……。

水温21℃
水温21℃

水温は21℃。冬だねー。

まとめ

  • レッドビーチは冬の強い味方
  • みんなで駐車マナーを守って末永く潜りたい ⇒ 今度、記事にまとめます
  • ウミウシは多くないけれど、そこそこ見られた
  • ワイド撮影ならばISO100設定は本当にお勧め ⇒ でも、オート撮影でも自動的にISO100になっていた
  • マクロ撮影時は小さいウミウシを撮る時は有効だと思う
  • 拡大しても細かく模様が見えるから
  • 大きいウミウシなどの普通のマクロ撮影でも撮れる場合は、オート撮影でもいいんじゃないかな
  • 写真の利用の仕方によりますけれど、ブログで使うぐらいの使い方ならオートで十分

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