沖縄に移住してきた頃、
真栄田岬って、なんて楽しいポイントなんだろうか!!
ってびっくりしていた。
こんな海に、ビーチからエントリーできるなんて革命的!!!
と、まで思っていた。
その頃は私も20代で体力もあり、階段のエントリーエグジットに苦手意識もなかったものだ。

若かったね………
本当に。
ほ・ん・と・う・に若かったなー

もう腰が痛くて、あの頃のような感じで階段を昇り降りすることは無理です。
ダイビングから半ば引退しているのも、やっぱ若い頃のように動けないってのが最たる理由かな。
北部のビーチをガンガン攻める………なんてスケジュールはもう無理です。
できる範囲で動いて、それでもかまわないよという人とだけ潜っております。
この日は午後から川仕事があり、ボートも時間的に制約があり、
風が南西風。真栄田岬は7時から開いているし、階段にトライしてみるか………と重い腰を持ち上げました。
真栄田岬駐車場
オープンと同時にたくさんの車が入り、みんな準備をしていました。
皆さん早起きだねー。
入念にストレッチで、太腿裏、ふくらはぎの筋肉を伸ばしつつ駐車場を観察。
ドライスーツを止めてウエイトの軽いウエットスーツに衣替えして階段に臨みました。
ドライスーツだと5㎏のウエイトですが、ウエットスーツでは3㎏にまで減らせます。

ハゼ場へ、ディープ・ファースト
1本目の最初は、言わずもがな、ハゼ場に潜ります。
ハゼ場は水深30Mを越えちゃうし、最初に行っておかないとね。
なぜなら、それがダイビングのセオリーだから。
減圧症にはなりたくないしね。
減圧症になった時の記事も書きたいと思ってます。
みんなそーいうことの方が知りたいはずだからね。
で、ハゼ場に行ったら、みんなが見たがるホタテツノハゼ。
だけれど、もう1グループハゼ場に潜りにきた人たちがいたので、ホタテツノハゼのエリアはその人たちにゆずって、
私は他の場所で潜りました。
お客さんはリピーターさんで、何度もホタテツノハゼは撮っているし、なんでもかんでも興味があっていろいろな楽しみ方のできる人なので、
普段潜らない深場で普段出会わない出会いがあるなら、それはそれでお得だからね。

昔でいうところの、ホタテツノハゼ属の一種がいました。
今はオニハゼ属の一種。
ゆっくり時間が合ったら、
以前のブログみたいにホタテツノハゼ属の一種からオニハゼ属の一種に変更になったハゼをまとめたいところだけれど、
もう暖かくなってきて、いろいろやることが増えてきたのだ。
なので、写真と文の羅列で済ませる。

テヌウニシキウミウシのダブル!
真栄田のこんな深場のハゼ場でこんなネタに出会えるなんて、意外。
浅場に移動しつつ、ダンダラダテハゼの子供が各ヒレを開いてこっちを見ていたので、
お客様にも紹介。

ウミウシやベニハゼやそのほかなんでもかんでも、何かいないかなーと探していたら、
べっぴんさんに出会えました。

そしてきれいな紫。
悪魔の実こと、ミノイソギンチャク。
しっかし、このミノイソギンチャク、ずっーとなんにも住まないね。
イソギンチャクエビでいいから住んでほしい。

エグジット前のスペースにロクセンスズメダイが溜まっていました。
普通に撮ってみた。

やっぱ背景に岩と壁があると写真に広がりが出ないよなーと思って、写真の背後に壁や岩がなくなるように場所を移動して撮ってみた。

まだ物足りなくて、画面の色彩に濃淡をつけたくて、岩のくぼみに沈んでいって、
ロクセンスズメダイたちを見上げてみた。
そんで水面も入れてみた。

そしたら逆光でロクセンスズメダイたちが黒くつぶれてしまっていたので、
ストロボONにしてみた。
そんで誰かがカメラ目線になってくれた時にシャッターを押すようにしてみた。

うん、まぁーこんなもんか。
で、エキジット。
水面には軽石が浮いてました。



2本目、エントリーする頃の方が多くなっていました。

エントリーする場所にもけっこう浮いていました。

ボートで真栄田岬に来たら潜らないエリアを潜りましょう
ってことで、コース選択。
ウミウシ紹介したり、

個人的に好きなヤスジニセモチノウオが色を変えていたので、お客様にも紹介。

他の生き物を探していたら、出てきたオキナワベニハゼの子供。


なんでも撮影するお客様なので、本当になんでも紹介する。
けれど、基本ラインがあって、「かわいい」ってことかな。


甲殻類も対象範囲です。

真栄田岬は植樹したサンゴがたくさん育っている海でもあります。

成長せずにぬけてしまったり、折れてしまったサンゴもあります。

そんな底を構成しているもののひとつに軽石もあります。

去年? 一昨年? かなり前から継続観察できているミノイソギンチャクのオレンジカラー。
ずっと何も住みついてなかったのに、イソギンチャクモエビが住み始めました。
もっとかわいく撮れるようにしてあげないとね。

シモフリタナバタウオもいました。

全体にまだちょっと敏感かなーと思いました。
水温は25℃もあって、ウエットスーツでも寒くなかったです。
でも、今から思うと温かかったのは、この日の真栄田岬だけみたいで、
5月になってから水温は24℃から上がらず、またドライスーツに戻してしまいました。
ちなみに今も、2022/5/23の今もドライスーツで潜っています。
びっくりだよね、私もびっくりですよ。