5月のログをまとめちゃおう。
どんどん簡略化していくのだ。
4月はポイント別に書いたのだが、それでも多かったので、
5月は生き物別に1記事にまとめてみた。
2022/5月の沖縄本島で見られる生物を網羅した記事になっております。
ハゼ
水温がなかなか上がらない今年の梅雨。
これを書いている6/6の時点でも水温は24℃です。
5月初旬からずっーと24℃。
上がらないねー、今年は。なので、ハゼも敏感君。
だけど子供が少しずつ育ち始めて見つけやすくなっています。
シロオビハゼ子供
目が大きくてかわいいね。

オニハゼ属の一種
前のハゼ図鑑ではヤツシハゼ属の一種-4でしたが、
今のハゼ図鑑ではオニハゼ属の一種-7になっていました。

早く和名がつくといいですね。
このハゼは泥場に普通に生息しているので、標本も取りやすいだろうとは思うんだけれどね。
ヤツシハゼ
これからのシーズン、
泥ハゼたちのペアがいたら、やっぱきれいな体色は撮影してあげたい。

クサハゼ
レッドビーチだと冬場にはクサハゼはあんまり見ません。
いることはいるけれど、数は少ない。

それが5月ぐらいになると一気に増えてくる。
泥ハゼの季節だなーって感じますね。
トンガリハゼ属の一種3
通年見られるハゼで、泥場に卵を産んで卵を守る習性が
近年脚光を浴び、密かに有名になっています。

「密かに有名」っておかしな言葉だけれど、まぁーそんな感じ。
ダルマハゼ
レッドビーチにもサンゴが増えてきて、昔のただの泥場しかなかった頃からは
想像できないほど浅瀬のサンゴはきれいだし、
深場にもサンゴが育ってきています。
このダルマハゼはレッドビーチの水深13Mでした。

レッドビーチの水深13Mにこんな大きなダルマハゼが見られるサンゴが育って、撮影もできるなんて。
大きなダルマハゼが撮影できるってことは、
サンゴの隙間が広いってことで、かなり大きいサンゴであることがダルマハゼ好きな人にはわかることでしょう。
ハゼ以外の魚類
オキスズメダイ子供
撮影している時は、名前がわからないなーと思っていたけれど、
こうやってパソコンで見てみたら………

オキスズメダイ子供ですね。
レッドビーチでは大人が普通に泳いでいるので、
子供が出てきても納得です。
ヒポカンパス・セバレンスィ
こちらは恩納村万座の海で出会ったヒポカンパス・セバレンスィ。

ユリタツノコ
そしてユリタツノコ。

ほぼ同じ場所でずっーとGWぐらいから見られていたので、
みんなのアイドルになっていました。
ミナミハコフグ子供
いればアイドルになる。
黄色に黒ドットの模様がかわいいんだろうね。

ニシキフウライウオ
こちらもずっとアイドルになっていたニシキフウライウオ。
ずっーと砂地に行けていなくて、ようやく見れました。

カエルアンコウの仲間
T君からの頂きネタで無事に見れました。
教えてもらった場所は大変わかりにくくて、

こりゃー無理だ………
ってあきらめたんですが、オニカマスが視界に出てきて………
それを追いかけて付いて行ったら、教えてくれていた目印の場所まで行っていた………というミラクルが起こりました。
そのことをT君に話したら、
オニカマスが導いてくれたんですか?海の神様に愛されてますね
と、かっこいい誉め方をしてくれたのですごく印象に残っている。

今度、誰かをほめる時に私も使おう!!!
セミホウボウ
セミホウボウはたまに出会います。

子供が最高にかわいいのだが、
レッドビーチ、ゴリラチョップで各一回出会っただけなのです。
また見たい。
キツネベラ
興味がない人にはまったく効果がないベラの子供ネタ。

ベラの子供もたくさん出てきました。
クロスズメダイ子供
もちろんスズメダイの子供だってたくさん出てきましたよ。

カエルアマダイ
そしてカエルアマダイの子供もたくさん出てきました。

スピッツでは長らく定番のネタとして君臨しておられます。
スピッツリピーターさんは必ず過去にも見ていますが、
いたら、絶対に何度でも紹介しちゃう。
だってかわいいからね。
カエルアマダイとサカサクラゲ
サカサクラゲの横に来たので、ワイドに撮ってみた。

レッドビーチでは冬以外なら普通に見られます。
レッドビーチは冬がメインで使われるポイントですが、
夏のレッドビーチも最高なのだ。
でも、濁りは覚悟で潜りに行ってね。
セダカカワハギ
5月なのに、大きなセダカカワハギに出会えました。

ヨソギ子供
こちらは普通のヨソギの子供かな。

ヨソギのような、
ヨソギなのかな?


ヨソギって、しっぽの先、あんなにひゅるるるんと長いのが2本も出てましたっけ?
ネズッポ科の一種
昔から見てる。
レッドビーチの泥地に昔から生息しているこの背びれがかっこいいネズッポ科の一種。

もう少し体色が派手だったら、
もっと人気が出て、研究者も増えたかもね。

誰か名前をつけてあげてー。
クマノミ子供
子供がいっぱい。
もっと早く温かくなれー。

スミツキトノサマダイ子供
ダルマハゼのいたサンゴにこの子もいました。
たぶんスミツキトノサマダイ子供でいいと思います。
スミツキトノサマダイって大人はけっこう模様違いますから、ちょっとわからなかったけれど。

過去の写真から成長段階をステージ別に載せてみると、
たぶんこんな感じで模様がつながっていくんじゃないかなーと思います。



私はチョウチョウウオもけっこう好き。
カエルアンコウの仲間
スミツキトノサマダイ子供を撮影していたら、
サンゴの隙間の奥に隠れていたカエルアンコウの仲間にも気付けた。

スミツキトノサマダイ子供ありがとうー。
ウツボの仲間
名前のわからないウツボに出会いました。

地味な模様だね。誰ね、きみ。
ダンダラダテハゼ
冬からずっーと定点観察できているダンダラスズメダイ。
かなり成長してきました。

ヒオドシベラ子供
そして万座の海で出会った至宝。

乗合船でダイバーがいっぱい乗っている時は、
なるべく人が来ないところに行くようにしている。
お客さんはたいていリピーターさんだし、メインのエリアはお客さんも何度も行ったことがあるので、
そうするのだが………、そうすると、たまにすごいアタリに出会える。
そんなアタリのひとつ。
今の季節の旬なので、「当たれば大きい」に賭けたくなるよね。
風景
水温はずっと24℃。
たまに25℃になったけれど、多くの場合、24℃でした。

ワレカラがよくついているこのガヤに付いていた黒いものはなに?
ウミウシではなかった。
貝かな?

晴れて気持ちの良いレッドビーチ
梅雨で雨が多かったけれど、
たまにこんな気持ちいい晴れもありました。

レッドビーチも全然誰も潜りに来なくて、ほぼほぼ貸切で遊んでました。
ただ浅瀬のサンゴが部分的に白くなっていたのが気になりました。

サンゴは全然詳しくない。
これって病気なのかな?

豪雨でニゴニゴオーバーヘッド
雨が降っている時は、雨を楽しみましょう。
水面に泥水がどんどん流れてきて、周囲はブルーからブラウンに。

オーロラのように真上の風景が変わっていく様はぜひ見てほしいね。
雨中のダイビングならではの風景です。
私は、この風景大好き。
暗くなるとイソギンチャクは丸まっちゃう。

このイソギンチャクの裏側には毒を持っている触手がないので
素手で触れます。ぷにゅぷにゅつるつるしてて気持ちいいです。
雨がすごくてあんまり撮れていないけれど、
水面にも泥水が浮いているのが見えていました。

エビ
アカスジカクレエビ
きれいなホストがいたら甲殻類を探しましょう。
エビを探すのではなく、まずはきれいなホストを探す。
それからエビを探す。
今はその探し方が主流。
だってその方が写真がきれいに仕上がるからね。

ソリハシコモンエビ
先ほどのウツボの周囲をウロウロ飛んでいたソリハシコモンエビ。

カニ
イソコンペイトウガニ
小さの教えてもらった。
ありがとう。
イソコンペイトウガニちゃん。

ウミウシ
さあーじゃあ、最後にウミウシ行ってみよう。
アカテンイロウミウシ
まずはレッドビーチで出会ったアカテンイロウミウシのダブル。

赤点が派手で、黄色もビビッドで映えする個体がダブルで登場してくれました。
嬉しい。
ツユクサイロウミウシ
ぱっと見、ゾウゲイロウミウシ。
でも、よく見たら違う………って感じのツユクサイロウミウシ。
ツユクサイロウミウシってかわいいよね。
もっと人気が出てもいいと思う。

ヘリシロイロウミウシ
ちょっと自信なし。
ヘリシロイロウミウシだと思うけれど………って感じ。

コミドリリュウグウウミウシ
こちらはお客様の発見。
すごいぜ。
暗かったのに、よくこんなの見つけたねー。

アオモンツガルウミウシ
ボートで恩納村のアポガマに潜りに行ったときに出会いました。
さっきのコミドリリュウグウウミウシもそうです。

アオモンツガルウミウシは沖縄本島だと西海岸でも東海岸でも見られます。
カイメンをくまなく見るのが見つけるコツですな。
センヒメウミウシ
センヒメウミウシは派手なので、
お客さん受けが良い。

テンテンウミウシ
こちらも圧倒的かわいさで人気のテンテンウミウシ。
この場所、背景にぼかした赤を入れられる、この場所が良かった。

ミゾレウミウシいっぱい
ミゾレウミウシが溜まっている風景ってよく見るよね。

そんなあるあるに出会えました。
ゴマフビロウドウミウシ
またまたかわいいのに出会えました。

クラサキウミウシ
アラリウミウシの方がよく見ますが、
クラサキウミウシの方がかわいいと思います。

ヒョウモンウミウシ
でかいヒョウモンウミウシがレッドビーチをお散歩中。

キンスジツガルウミウシ
どこにキンスジツガルウミウシがいるかわかる?

こんなやつね。

群れていた場所もありました。
このへんに6個体いました。

トラパニア・カヘル
そして大好きなオレンジトラパニア。
ずっとトラパニア属の一種扱いだったこの子に学名がつきました。
トラパニア・カヘル。

今日のカヘル君はなんとお客様の発見。
こんな小さいウミウシをよく見つけるなー。
そして今日のカヘル君は過去1いい場所にいました。
正面顔撮れる角度でした。
シンデレラウミウシ
シンデレラウミウシは大きくて派手なので、
いたら絶対紹介。

イチゴミルクウミウシ
イチゴミルクウミウシも西海岸でも東海岸でも出てくるね。
写真暗いね。
ISO100で撮ったのかな。
覚えてないや。

キスジカンテンウミウシ
普通種だけれど、きれいなのでこれも必ず紹介するかな。
撮影者によって切り取り方はいろいろだと思うので。

フジエラミノウミウシ属の一種かな
名前のわからんやつね

と、いうことで5月のログでした。
周囲はサンゴの産卵で夜活に忙しそうです。
私、サンゴの産卵にまったく興味ないので、他のことやってます。
このサイトにはサンゴの産卵の記事はないはず。