2021/10月に小笠原近海で噴火した海底火山「福徳岡の場」。そこから流れてきた大量の軽石が半年経過してようやく気にならないほど減少しました。

2022/3月ごろからほとんど気にならなくなりましたが、それは沖縄で半年間ずっと軽石を見てきたから
観光客が何も知らないで沖縄のビーチに来たら、果たしてどう思うかな?

2021/10月から半年間の軽石ライフ

この上の写真は読谷村にあるロイヤルホテル沖縄残波岬、ウザテラスビーチクラブヴィラ前のウザビーチです。
西に面したビーチで今回の軽石騒動とはほぼ無縁でした。
それでもこの程度の量の軽石はビーチに転がっています。

私は恩納村のマリブビーチを6か月間ずっと定点観察してきました。
マリブビーチは沖縄のダイビング・スノーケリングポイントとして有名な真栄田岬を有する半島………(というほどのものでもないですが)出っ張った地形の付け根にあり、北風に乗って流れてきた漂流物が流れ着く場所にあります。
2021-2022年の冬の間、軽石が砂漠のようにビーチや海を覆いつくした時期もありました


過去の軽石のすごさを見てみたい人は数記事ピックアップしてみたので、見てほしい。
沖縄の海とは思えないような軽石砂漠があったんです。
そして南風が吹けば、軽石の大移動が始まっていました。
半年間のマリブビーチの軌跡は「軽石のまとめ」記事からご覧ください。
2022/5/15の天候 (ヤフー天気、サイト気象人より引用)

- 曇り一時雨
- 最高気温22.4℃ 最低気温19.0℃
- 北北東風、最大風速12.5m 平均風速6.7m
- 降水量 18.5㎜
- 大潮 満潮 6:17、19:09 干潮 0:22、12:45
新たな軽石流出の収束
小笠原近海の海底火山「福徳岡の場」の噴火によってできた「新島」が2022/1/6に海に埋没している様子が報じられ、新しい軽石の流出も収束した模様です。

良いニュースだね
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マリブビーチの様子
撮影時刻 2022/5/15、17:38 - 17:40
今日も朝からひどい雨。
観察を続けてから200日経過という個人的なメモリアルデェイは
沖縄本土復帰50年のメモリアルデェイと重なってしまいました。
午前中はひどい豪雨と小雨が連続する天候。
午後は曇りの1日でした。
沖縄恩納村マリブビーチ西端の軽石状況
夕方の満潮時間に来てみました。
満潮にはちょっと早かったですが………。
潮位は高かったです。

昨日心配していた事案、
「残っている軽石は全部沈むタイプの軽石ばかりなのではないだろうか?」
は、杞憂に終わりました。
でも、北風なので、せっかく浮いているのに沖には出られず。
波打ち際から離れられません。

川の中にも軽石が入ってきていました。

午前中に重機が入り、
ビーチの奥にずっと置き去りにされていた軽石を撤去してくれたようです。
土のう袋がたくさんマリブビーチ正面に置かれていました。
動画を見ていただければ、詳細が分かります。

川の中の砂もかなり削られて高低差がなくなっていました。


明日も大潮。そして北風。
変化は起こらないでしょうね………。
マリブビーチの軽石動画
マリブビーチの場所
まとめ
- 記録を初めて200日目
- 記念すべき1日は沖縄の本土復帰50年目の日とかぶってしまいました
- 大潮の2日目は強烈な北風
- 午前中は豪雨の連続。
- 大変な1日になってしまった
- マリブビーチの軽石、満潮時に見に行ったらちゃんと浮いている軽石もありました
- まだきれいになる可能性が残ってました
- だけど今回の大潮の期間はずっと北風予報
- きれいなマリブビーチは5月の末までお預けです