2017年を振り返る毎年恒例の企画。スピッツ的生物ランキング。オーナーガイド、世古の独断と偏見がすべてのランキングです。でも、2017年版はもともと作るつもりもなかったです。そもそも夏に潜ってないダイビング屋さんなので、生物との出会いが少なかったです。毎年、このランキングを作成するにあたり、書きだめたログを見て、印象に残る写真を選んでいくのですが、そのリストにピックアップされる写真の数がとても少なかったです。とほほほ……
沖縄本島恩納村のダイビング屋さん&トレッキング屋さんをやっておりますスピッツ世古です。当ブログへお越し頂き、ありがとうございます。
次は5位。
書く前に10位まで全部ランク分けしたはずだったのだが、5位だけ選ぶのを忘れてしまっていたみたい。
リストに5位が書かれていなかった。
で、急きょ、探してきた5位。
だから……、というわけではないが、ホヤです。
久しぶりのポイントに潜って沖まで出たら、初めて見るホヤに出会った。
石垣のNさんから教えてもらった名前は読売巨人軍のマスコット、ジャビット君にちなんでジャビットマンホヤと呼ばれているらしい。
このポイントでしか見ないけれど、なぜかここにはたくさんいるんだよね……。
ジャビットマンホヤは本当に表情豊かです。
ここにはこーいうきれいなオレンジ色のホヤもいるんだけれど、こいつらもジャビットマンホヤの色違いのようなんですよ。
模様は全然ちがうけれどね。
対称的に個体数は多いのに、模様が顔に見える個体に全然出会えなかったのがマントヒヒボヤです。
下の写真は顔には見えるけれど、マントヒヒっぽくはないですよね。
このホヤはサンゴ礁、泥場などあまり環境を問わず見られます。でも、模様のバリエーションが本当に様々でマントヒヒに見える個体にはなかなか出会えなかったです。
でも、ようやく砂辺で「マントヒヒ」だっ!!
と、思える個体群に出会えました。嬉しかったな~。
ホヤは昔から好きなんで、いつでもいろいろ探してます。
特に顔に見えるホヤは大好き。
同じ種類のホヤでもホヤの縮み具合により表情の変化は様々です。
現場で観察していても肉眼に見えないホヤもいます。下のホヤなんかまさにそう。
肉眼では小さくてあんまり表情を見てとれません。
撮影して、PCの画面で拡大すると顔を発見できたりします。
そして昔から有名なウルトラマンホヤ。
どこにでもいるし、目立つのでライセンスカード取得の最初の講習なんかでも教えてあげられる生物です。
でも正式な和名で呼ばれているホヤってほとんどない。ワモンツツボヤぐらいじゃないかな?
そして大人気のカールおじさんホヤ。暗い岩陰でしか見たことがないので、いつも紹介しにくい生物ですが、いると紹介したくなっちゃうんですよね。
あと、見つけたいのが笑いボヤ。
どんなのか見たい人は「笑いボヤ」でググってもらったら画像がいっぱい出てきます。
沖縄本島ではまだ見たことがないので、いつかぜひとも見つけたいな~。