水温がメキメキ上昇しているという他店のブログ記事を見て、潜りたくなって、潜ってきた。
沖縄でダイビング屋さんとリバートレッキング屋を営んでいるスピッツ世古のブログ記事をご覧いただきありがとうございます。
27℃!!
先週は23℃だったのに。
27℃!!!!!
素晴らしい。
5㎜フードジャケットのみでもまったく問題ない。素晴らしい。
夏が来たな!!
嬉しくなって、タンク担いで歩くポイントに行ってみた。
ドライスーツだと1人で背中のファスナーを閉められるか不安だし、5キロのウエイトも重くて負担だし、1人で潜りに行くのが億劫になっていたのだが、夏になったらやっぱり潜りに行きたい。
なので、ウミウシの多いポイントのウミウシの多い穴の中に突入してきました。今冬はついに一度もこの穴に入ることがなかった。そんなことはここ10年ぐらいで初めての出来事で、ちょっと考えてしまった。
いろいろとね。
変な、大きなうねりがリーフエッジに打ち寄せる中、波の下をかいくぐって進む。潮汐表を事前に調べて、最干潮の時間と潮位を調べておくことは必須事項で、これなしにビーチダイブはやってはいけない。
もちろん真栄田岬のような階段がついているようなポイントでは当てはまらないセオリーではあるが、その他の自然のままのビーチで潜る時は、絶対に頭の中に入れておかないと怪我してしまう情報だ。
遠目にすんげー波がリーフエッジで崩れていても、波の下が通れるならば、そんなに危険はない。これは経験に裏打ちされた私の中でのセオリーだ。実際、たくさんのお客さんをそうやってガイドしてきたし。
思い返せば、イントラ取得して最初に働いたサイパンのオブジャンビーチのリップカレントは半端なかった。
リップカレントって、オープンウォーターの講習で教えている代表的な流れだけれど、実際にそれに遭遇し、回避したり克服したり。自然現象に対処していく術を体得していく過程はとても楽しい。
サイパンのリップカレントも、沖縄本島の押し寄せたうねりがバックウオッシュとなり引き起こす沖出しのカレントも、モルディブ・ウァドゥーのハウスリーフで刻々と変化するカレントの方向も。
すべてに理由がある。
そのあたりの知識、情報はガイドを安全なもの、良いものにするために必須だと思う。
で、穴に到着。ダイコンは水温……やはり27℃。
27度になったからなのか? ウミウシは全然いない。
なので、しょうがなくヘビギンポと遊んだりしてきた。
そしてきれい系のウミウシがいたら、もうそいつとライトで遊んじゃう。
ウミウシいない時は、いる奴でカメラの設定変えたり、ライトをいろんな角度で当ててみたり、ストロボオフにしたりして遊ぶ良い機会だと割り切って潜るのもアリだと思います。
そんな対象にぴったりのアデヤカミノウミウシがいてくれて幸せでした。
コウワンテグリもいました。
粘らずにサクサク終了。
水温チェックだけだったからね、目的は。