台風がフィリピン近海を通過し、徐々に沖縄地方に接近している中でのダイビング。予報では北風に変わってしまうのですが、ボートは問題なく出港しました。
先日、見ていたピグミーシーホースを再び観察に深場に降りたのだが…、あらららら。どうにもこうにも見当たりません。いなくなってしまったのか、アクアリストに取られてしまったのか? 今となってはわからないことですが、変な想像ばかりがひろがってしまいます。いかんいかん。きっと、旅立たったんだ、きっと、そうだ。そう思おう。
で、気を取り直して、オシャレなカニを紹介。アシボソベニサンゴガニです。目がオレンジ色で粋ですね~。

アシボソベニサンゴガニ
そして、Tさんからいただいた情報をたよりに探したら、見つかってしまったペラペラのタツノオトシゴの仲間。和名はまだありません。学名がヒポカンパス・ポントヒィ。毎年、この季節によく見られます。今年も見られて良かった。でも、次の台風ですぐにいなくなりそうです…って、もう明後日のことじゃん!!

Hippocampus pontohi
ムラサキウミコチョウは産卵中でした。この卵、よく見かけるけれど、ムラサキウミコチョウの卵だったのね。

ムラサキウミコチョウ産卵中
そして、ボートに上がる直前にアザミカクレモエビにも出会えました。

アザミカクレモエビ
ワモンダコはお客様の発見。沖縄の青色を背景にしてパチリ。

ワモンダコ
リーフの上は綺麗なサンゴがたくさんあります。

サンゴとリピーターさん
二本目は、砂地に行ってきました。名のわからぬエビに遭遇。

エビ
そんなに小さくもなく、大きくもなく。くいっ! と腰をえび反らせるポーズ。なんか特徴的なんですが…。誰だろうか?

エビ
トウアカクマノミはたくさんいます。

トウアカクマノミ
サボテングサに隠れていたコブシメの赤ちゃん。

コブシメyg
そして、小さいナガレモエビだと思われる個体。

ナガレモエビ
ホタテウミヘビはいつもの場所です。

ホタテウミヘビ
おおおぉぉぉぉ…!! 出てきたこいつは、ヒメヒラタカエルアンコウではないのか!!

ヒメヒラタカエルアンコウ
ち、ちぃせぇ~…。コンデジと比べてみると、サイズがわかりますよね? taken by spitzseko 2015の文字の右端にヒメヒラタカエルアンコウがいるのがわかりますか~?

ヒメヒラタカエルアンコウを撮影するお客様
砂地から生えている海藻みたいなものに胸鰭をからませて、「ふぅ~」と一息ついている感じのヒメヒラタ君。

ヒメヒラタカエルアンコウ
そんなボートを楽しんだ後、午後からはお客様が入れ替わって、4ヶ月の赤ちゃんを夫婦で変わりばんこにケアしながらダイビングしたいというリクエストのご家族です。今日はママがダイビングに参加してくれました。
ボートの出港時間に到着は間に合いそうになかったので、ビーチで潜ってきました。久しぶりってことと、経験本数50本ぐらいってことを考慮に入れて、趣味趣向を探りながらネタを紹介。初心者の人や、ブランクのあるお客様の場合は、できるだけ観察しやすそうなものをボードに絵とともに説明して見てもらっています。
今回はそのボードを撮影したので、ちょっと紹介。レモンスズメダイの子供や、

お絵かきガイド中
まつ毛、鼻毛ぼぉーのエリグロギンポ。

お絵かきガイド中
中層のグルクマは大口開けて、食事中でした。

お絵かきガイド中
こんな感じ…、と、遠いね。

グルクマ遊泳中
お客様の周囲を取り囲んでいたのは、アマミスズメダイ。

お絵かきガイド中
これは外せない、オランウータンクラブ。名前と動作がぴったりで、初めて見る人には受けること間違いなし。

オランウータンクラブ
食べ物をもらえると思って集まってきたツバメウオも紹介。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
こんな魚です。

ツバメウオ

ハマクマノミを撮影するお客様の指をかじるブダイ
最初は緊張していたお客様も二本目にはかなり余裕が出てきました。写真を撮る格好も安定してきましたね~と思って、ハマクマノミとお客様という写真を撮ろうと思っていたら、ブダイがお客様の指をガブリとかじってしまいました。びっくり。噛まれたというよりも、こつかれたって感じだったみたいで大事には至らず…ほっ。決定的瞬間が撮れていました。上の写真ね。

ハマクマノミ
透明度も良く、気持ちいいビーチダイビングでしたよ。明日は台風前ですが、ボートはでそうなので、1日4ダイブ予定でボートに乗ってきます!!
ちゃお。