非常に良い天気になった5/14日。雑事をこなす午前中でしたが、自動車税の振込みなどもあわせて、早めに終えることができた。ので……底まで潜ってきた。
最近、連続してヒメヒラタカエルアンコウ、ボロカサゴとレア種に出会ってしまったので、この調子ならば……、今ならば……ナギナタハゼにも出会えるかも? ホムラハゼにも出会えるかも? と淡い期待を抱いてしまったことは偽れない。出会えるときには、出会えるものだ。
そして、いきなり目にしたのは、ヒメダテハゼが食べられたショッキングなシーン。

ヒメダテハゼ、食べられちゃった!!
たくさんいるヤシャハゼ。

ヤシャハゼ
でも……、背びれの帆がボロボロになったホタテツノハゼが目に留まり、注意がそこに集中。なんだ、キミは? ボロボロやん?!

ホタテツノハゼ、背びれボロボロ君
がんばって全開にしてくれるけれど……、破れた帆は張れん!! ゴージャスな色彩なんだけれどね。

ホタテツノハゼ、背びれボロボロ君
そうかと思えば、綺麗な背びれをしているペアもいた。

ホタテツノハゼ、カップル成立組
こちらの帆は破れていないね。さきほどのホタテ君はメスの争奪戦に敗れて、帆も破られて、傷心の一人暮らしだったのだろうか? いろいろと雑念に思いをはせ、潜水時間を見れば…、

ホタテツノハゼ、カップル成立組
あれ? ダイコン忘れてるじゃん!! 腕にあるべきはずのダイコンを装着し忘れていた。深場で粘れるだけ張り付こうと思っていたのだが、早々に不安が広がり、浅場に移動。
何本潜っても、イントラであっても、ダイコンしてないと、やっぱり不安になっちやいます。
しかたなく浅瀬を探索。するとハシナガベラに遭遇。今日のラッキーはこの子でいいや~というぐらい隠れなかったので、水中でにんまり。マスクと皮膚の隙間から海水がちゅるりんと入ってくるが、そんなの別に気にならないくらいにんまり。かわいいベラだこと。

ハシナガベラ
ウィル・エウフィリウスはけっこういろんなポイントで見つけられます。あまり環境にうるさくない種なんでしょうね。

ウィル・エウフィリウス
ゲストと一緒に潜っているとまず自分では撮影しないオドリハゼとも向き合ってみた。

オドリハゼ
その近くにはレモンウミウシ。

レモンウミウシ
ナデシコカクレエビがいたので、スーパーマクロモードのクリスタルフィルターONで撮影してみた。すると、エビの中の白い模様のところが光ってくれました。クリスタルモードも使えるな~。

ナデシコカクレエビ
そして、いろいろ探していたら……。ふとした視線に気付いた。メギスがこちらを凝視している。

メギスが二匹、逃げずに漂っている……
撮影しようとすると、そのうちの一匹が、全然警戒せずに近寄ってくる。カメラを構えて近づけても、まったく動じない。

カメラの前に立ちはだかるように出てくるメギス
で、もう一匹のほうを……と、見たらお腹がでっぷりしているじゃ~ありませんか!! ご懐妊? ってことは、この2匹はペアで、先ほどの愛想良い個体はオスで、メスを守ろうと身を呈して私からガードしていたのか……?

お腹がふくらんでいるメギス
メスに近づこうものなら、すぐに飛んできて、メスをガードしようとするオスのメギス。写真にどんどん写りこんでくる。この後、メスはすぐに穴の中に隠れてしまったのだが、オスはまだ私をにらみつけていました。ソーリー……。

オスがジャマしにやってきた~
で、穴やオーバーハングをライトでぐりぐり照らしながら、なにかいないか探検していると、ミヤケテグリに遭遇。穴の奥だったので、こんなアングルでしか撮れなかった。

ミヤケテグリ
毎年ネタになっているイソギンチャクエビは今年もペアで同じ場所で見られています。
ロクセンスズメダイがギラギラと体色を変えて、ビシバシ誘惑してくれていたので、ついつい私もふらふらと寄ってしまった。
このメタリックな輝きがなんとも言えないですね~。
いや~。魚もエビもウミウシもいろいろ出てきて、楽しい海になってきました。毎年この季節になると書いてしまうけれど、潜るのって、今でしょう!! の季節到来です。
みんな、海に来たれ!! 潜りたもれ!! たもれ、たもれ!!