この週末は暇だな~と思っていたら、近くのゲストハウス「あかちち」さんにお泊りの韓国人お2人から体験ダイビングのパートナーにご指名していただき、ありがたく出動してきました。
お1人は過去に体験ダイビングの経験があり、かなり落ち着いておられましたが、もう1人は自己申告で泳げません……と教えてくれたので、ゆっくり浅い場所で慣れてから、深いほうに。とはいっても、水深は2~3Mくらい。そんなに浅い場所でもクマノミもいるし、魚は寄ってくるし、楽しめるのが沖縄の海なので、お客様の怖さ、不安の程度によって、潜る水深もあわせていきましようね。

韓国からのお客様、体験ダイビング中
で、無事に終了。良い思いでになりましたと言ってくれたので、私もなにより。
午後からは地元のお客様とのんびり2ダイブ。
ハゼを観察、撮影しているお客様の横で、新ネタを探してウロウロ徘徊したものの、特筆するような発見もなく、浅瀬に。
途中で、オリエンタルマオリーラスがクリーニングされて、気持ちよさそうな体色になっていたのでお客様にも紹介。目のアイシャドーが目立ってますね。

オリエンタルマオリーラス
ガレ場から出てきたのはコブヒシガニかと思われるカニさん。

コブヒシガニ
おおぉぉぉ……ようやく出てきたねぇ~。アカメハゼの子供がたくさん出てきました。嬉しいね~。

アカメハゼyg
小さいウミウシも目に入ってきまして、和名のまだない、マドレラ・フェルギノーサです。

マドレラ・フェルギノーサ
カクレエビがいると、クリスタルフィルターを使って撮影したくなるのはTGシリーズのコンデジを持っている人の性にしたいですね。エビの体の中がキラキラ輝いてますね~。

ナデシコカクレエビ
背中に細かい白点があるのはケラマミノウミウシでしたよね?

ケラマミノウミウシ
水温も上がってきて、海中は小さな子供たちであふれています。タテガミカエルウオの子供でしょうか? その周囲にオキナワスズメダイの子供たち。う~ん……夏らしい風景ですね~。

タテガミカエルウオygかな?
小さかった、ヒメキンチャクガニ。

ヒメキンチャクガニ
白いホヤを帽子のようにかぶっていることで有名になったのはもう数年前。今でも相変わらず人気があります。オガサワラカムリ。通称のユキンコボウシガニは誰が名づけたのかわからないけれど、良い名前ですね。

ユキンコボウシガニことオガサワラカムリ
でっかい、ゼニガタフシエラガイをお客様が発見。撮影しながらなにかに似ている……と思っていたら、

ゼニガタフシエラガイ
これでした。千と千尋の神隠しの映画に出てくる川の神様の汚れた姿。似てない?

千と千尋の神隠し、川の神様と似てる……
トゲコマチガニは観察しやすいですよね。

トゲコマチガニ
うーん……なにやつ?

クシノハカクレエビ?
でかっ!! フシウデサンゴモエビの立派なオス個体。腕の長さがハンパないっ!!

フシウデサンゴモエビ、オス
こちらのアオベニハゼは全然逃げない良い子でした。

アオベニハゼ
ミヤケテグリも小さくてかわいいですね~。

ミヤケテグリyg
シマイソハゼか、spか? ちょっと模様がイマイチわかりにくいので、保留のまんまで。

シマイソハゼの仲間
小さかった~。ベニハゼ? チゴベニハゼ? 背びれが伸びている部分が見えにくいけれど、たぶんチゴベニハゼじゃない? 背びれが伸びているようには見えないからね。

ベニハゼygかな……
ヒナギンポの婚姻色。こちらも胸元には紺色の蝶ネクタイ模様が出てきます。

ヒナギンポ婚姻色
先日のログで見たこちらは、ヤイトギンポ近似種。似てそうで、比べてみると、全然違うね。

ヤイトギンポ近似種 婚姻色
最後、干上がった陸地に取り残されていたスジギンポ。この後、大きな波がきて、無事に海に流されていきました。

スジギンポ
水温がばらばらになってきました。水面近くは25℃ぐらいなのに、水底はまだ22℃表示が出てきます。平均すると24℃が出てくるけれど、深い場所にある水はまだまだ冷たいね~。はやく、どこもかしこも温かくなれ~。