週末から来るお客様、しいては、今夏訪れてくれるお客様のために、時間のある時には調査あるのみ。それがガイド道だっ!! たぶんね。
そんなわけで、今日も海に。真栄田岬に着いたら、水面に赤いものが漂っているではないか!!

真栄田岬のエントリー付近の水面が赤くなってました
サンゴの卵であります。なんだ、昨日、もう産んじゃったのね。今日も産むかもしれないし、今晩の風は真栄田岬に潜るにはベストときている。サンゴの産卵ナイトに行きたい人は、いいんじゃないの~。行きたい人がいたら、連絡してね~。

サンゴの卵です
で、サクッと深い場所にも潜ってみた。ホタテツノハゼには一瞬で隠れられてしまったが、ホタテツノハゼspには遊んでもらえた。

ホタテツノハゼsp
おや。こいつ。オガミテッポウエビだよね。こいつがオガミテッポウエビだ。去年、オガミテッポウエビだと思ってログに載せていたやつは別のような気がしてきた。またあとで確認してみよう。

オガミテッポウエビ
真栄田岬にもこーいうハゼが住める環境が整ってきたってことだ。アカテンコバンハゼは西洋、今昔を問わずアイドルです。

アカテンコバンハゼ
季節柄、目に留まってしまうこの子達。ナミスズメダイ子供。たくさんたくさん出てきました。

ナミスズメダイyg
アカメハゼの子供も出てきたよ~。

アカメハゼyg
おや。最近、見ないと思っていたけれど、無事だったんだね。君たち……コブブダイ。2個体で登場。きっと、ずっと見られているコブブダイだと思うんだけれど、3年目? 長生きだね~。

コブブダイ
真栄田岬でもエリアによってはこんなにサンゴが美しいです。海の回復力って素晴らしいっ!!

真栄田岬もサンゴがキレイなんです
そのサンゴたちに魅せられて、浅瀬に潜入。お客さんいないし、誘われるがままにどこでも行っちゃう。ヤイトギンポ近似種、外に出てました。まだ子供の個体。

ヤイトギンポ近似種
トラノコイソハゼだと思っているけれど、尻尾の付け根に黒点が目立たないな~。

トラノコイソハゼだと思う
アミメミノカエルウオがたくさんいました。

アミメミノカエルウオ
パッと見、よく似ているけれど、まじまじ見ると、全然違うこの2匹。下はミノカエルウオです。

ミノカエルウオ
ツマリギンポもたくさんいましたね。

ツマリギンポ
こちらは子供のツマリギンポ。大人と子供で模様はほとんど一緒だね。わかりやすい。

ツマリギンポyg
サイト「ヘビベース」の中で、緊縳縄ヘビと呼ばれていたヘビギンポ。今日、確認のため見てみたら、オグロヘビギンポという名前になっていた。新しい図鑑にも載ってた。

オグロヘビギンポ
スズメダイ子供もかわいいヤツが多いので、撮りたくなるのだが、とても素早いです。なんとか撮れたのはハクセンスズメダイ子供。

ハクセンスズメダイ
こちらはイワサキスズメダイ子供とペア撮り。

ハクセンスズメダイとイワサキスズメダイ
そして、個人的に大ヒット!! ついに、ついに、ようやく、ついに!!
シシマイギンポが沖縄でも来たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!
今までの探し方で見られていないのだから、今まで見ていない場所を探してみようと本腰入れたら……、きたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

シシマイギンポ
今の段階では、屋久島と小笠原でしか確認されていないギンポで、なんで沖縄にいないのだろうか? と疑問に思っていたのだ。いてくれてよかったですっ!!
目とエラの間を走る白いライン。そうそう、これこれ。
アップにすると、獅子舞のような歯が見えますね~。そうそう。これこれ。これが見たかったのよ~。

シシマイギンポ
か、か、かわいいぃぃぃぃぃ……。今年のアイドルにすべく、がんばりたいところですが、撮影は簡単ではないよ。海のコンディションにかなり左右される環境にいる。気象情報と現場の波の様子、潮の干満など、全てを考慮したトータルプランで案内しましょう。見たい人はリクエストしてね~。
次なる命題はシシマイギンポの量産体制ですな。

シシマイギンポ
私にとっては、サンゴの産卵よりもシシマイギンポ見れた方がトップニュースであ~る。