年末恒例のウミウシ合宿スタートしました。
昨日までは穏やかな恩納村の海でしたが、今日は少しうねりがあり、波も。そんな中でも、西側の海を潜ってきました。お客様が海に慣れているので、可能な潜り方ですが、安全な範囲で攻めてきました。
で、ウミウシをとにかく探す日々が始まったのです。まず最初がカロリアsp。

カロリアsp
コンペイトウに、

コンペイトウウミウシ
シロウネイボウミウシ。

シロウネイボウミウシ
ヒオドシユビウミウシはけっこうたくさん見ました。

ヒオドシユビウミウシ
ヒメコモンウミウシは通年見られますよね。

ヒメコモンウミウシでしょう
センテンイロウミウシはたくさんいました。

センテンイロウミウシ
浅い場所で見つけたゾウゲイロウミウシは触角、ミノがうねりであらぬ方向にびよ~んとなびいています。

ゾウゲイロウミウシ
アオセンミノウミウシは浅い場所で探せば、だいたい出てくるウミウシです。

アオセンミノウミウシ
上と同じ個体です。

アオセンミノウミウシ
セトイロウミウシだと思うのですが、紫色の点々が入っている……のはまた別種なのかな?

セトイロウミウシかな?
ウスフジイロウミウシは産卵中でした。

ウスフジイロウミウシ
コールマンウミウシはいっぱいいましたが、それに似ているけれど、背中の青色の濃淡が独特な感じなので、見分けは容易かな……。シボリイロウミウシ。

シボリイロウミウシ
キスジカンテンウミウシは小さくてかわいい個体でした。

キスジカンテンウミウシyg
う~ん。これはイチゴミルク? と思って現場では見ていたのだけれど、白く囲まれた部分の中にも紫色の点々があるね……。これはセンテンかな? と判断。

センテンイロウミウシ
上と同じ個体です。

センテンイロウミウシ
こちらはセンテンイロみたいだけれど、触覚に赤い輪っかがひとつのみ。ってことは、バーチィなのかな……。このへん、判断が難ししいですね。

ヒュプセロドーリス・バーチィ?
二次エラが見えていないので、なんとも言えないけれど、たぶんヒメコモンウミウシでしょう。

ヒメコモンウミウシ
小さなルージュミノウミウシはお客様の発見。

ルージュミノウミウシ
ヘビギンポの仲間がいました。

ヘビギンポの仲間
シライトウミウシ? って感じのクロモドーリスの仲間。

クロモドーリスsp.
モザイクウミウシをよく見たのですが、下の写真は交接中ですよね。

モザイクウミウシ、これは交接中だよね
じゃ~、下の写真は? 同じ方向向いて、並んでます。こーいう体位もあるのかな?

モザイクウミウシ、ただ並んでいるだけ?
キスジカンテンウミウシは大きいのもいました。

キスジカンテンウミウシ
これまたお客様の発見でした。アルディアドーリス・トムスミスイ。グロッソドーリスから学名が変わったみたいです。

グロッソドーリス改めアルディアドーリス・トムスミスイ
追記、今は和名がついて、上の写真のウミウシは、キンゴマイロウミウシになりました。(2021/9/22)
ミカドウミウシの子供はよく見るのだが、大人は最近全然見てません。

ミカドウミウシyg
ハナゴンベのまだまだ小さい個体がまだいました。

ハナゴンベyg
サラサウミウシはでかかった。

サラサウミウシ
ケラマミノウミウシは目まで写っていました。

ケラマミノウミウシ
お。こいつは白線で囲まれた内側に紫の斑点がないじゃん!! これってイチゴミルクの特徴でいいのかな?

イチゴミルクウミウシ
これは、センテン? バーチィ?
このへん、ホント明確な判断基準が曖昧ですよね。

ヒュプセロドーリス・バーチイ?
たくさんいました。オキナワベニハゼ。

オキナワベニハゼ
コクテンニセヘビギンポは、背びれに入る白いラインが独特ですよね。

コクテンニセヘビギンポ
こちらも上の写真と同じ個体です。

コクテンニセヘビギンポ
ウミウシはお客様のカウントで35種類見られたとのこと。明日って、もう本日になってますが、がんばりましょう。また沖縄は雨です。