おっ! 初見のフグだ。すぐにそう思った第一印象。1万本近く潜っていて、すぐにそう思える魚との出会いって最近ではあんまりない。でも、このフグの仲間たちにはそーいう出会いが最近続いている。
ブダイとかベラにもっと詳しかったら、きっとその仲間たちに関してもこーいう出会いってもっと如実に感じられるのだろうけれど、私はそんなにブダイとか詳しくない。今年のランキング8位はコブブダイだったけれど、あーいうのは特例というか、別格で、日常見ている魚たちと比較して、ビビッと感じる初見の魚たちってそうそうわからない。
でも、フグはわかるんだよね。それはやっぱり私がフグ好きなのが一番の理由なんでしょうけれど、フグたちのスタイルとカラーも他に比べて独特だからね。見た目でわかりやすいのだろう。
で、このナミダフグ。お客様と2人で囲んで撮影していたけれど、逃げるスピード速かったなー。こんな写真しか撮れなかった。
魚類写真資料データベースを見ても生態写真は3点だけ。レンベと紅海、そして沖縄本島本部町だ。
それ以来、ここのポイントで潜っても、さっぱり出会えない。一期一会というのはダイビングの中では本当によくあることで、記録写真を撮影するためにコンデジぶら下げて潜るのは本当に大事だ。
コンデジぶら下げているからって、バシバシガイド中に写真を撮りまくっているわけではない。デジイチを持ってひとつの被写体に刺さるようなお客様と一緒の場合は、私もびしばし撮影しているけれど、そうじゃないときは、ほとんどぶら下げているだけなのだ。
誰もカメラを持っていないときなんかは、絶対、写真撮らないし・・・。撮っていたら、よっぽど珍しいものが出たときぐらい・・・のはず・・・。
でも、ナミダフグが今度出たら、また撮影しちゃうと思うので、みんなで囲んでいい写真を撮ったり、観察したりしましょうね。