今日は午前の時間が空いたので、確認したい事案を抱えてチェックに行ってきました。
泥場を進むと、ミッキーマウス模様が尾基部に入っている、キララハゼspとして図鑑「日本のハゼ」に掲載されていたこの魚。2013年にオキナワスジハゼと和名がついております。
ピンコハゼもおさらい。たくさん目にしました。
子供の個体で、背びれ前方基部に黒斑のあるタイプ。
など、ピンコハゼを狙いつつ、じっくりと潜っていると、ターゲットでもあったハゼに目がやっとこさ届きました。
でも、考えていた以上に敏感なハゼでした。
なかなか巣穴から出てきません。目が慣れてくると、この個体の周囲にもちらほら。3個体を確認。しかしどの個体もみんな敏感。巣穴から出てきたのでカメラを構えると瞬時に隠れられてしまうことが多かったです。なので、少しでも姿が見えたら、とにかく撮影することにしました。
頭部が特徴的なので、頭だけでも出てたらとにかく撮影。で、水中で撮れた画像を拡大して確認。
ふむふむ。たしかに、たしかに……、トサカがあるぞ。やっぱり、君がトサカハゼなんだね。ふふふ。
やっと会えたね。よしよし。
粘りに粘って、ようやく出てきました。トサカハゼです。最初に出会った個体で粘りまして、この写真をゲットするまでにたぶん45分ぐらいは動かずにささげました。
共生しているテッポウエビも出てきました。
で、そこからほかの個体もいるのかとふらふら泳ぎだすと、おやおや。
けっこういるね。
どうして今まで見つけられなかったのかな? と自問自答。自分なりの原因を探ってみた。
1,もっと河口の浅い水深にいるものだと思っていたので、こんな深い場所には生息していないとハナから決めていた。図鑑「日本のハゼ」を調べてみると生息水深は1-10Mと書かれている。なるほど。生息水深内だ。
2,だ、もんで黒いハゼはみんなカスリハゼだと勝手に決め込んでいた。
3,カスリハゼなんてどこにでもいるので、すぐに隠れるカスリハゼに興味を持たなかった。隠れないやつを紹介すればいいや……と思っていた。
自分勝手な決めつけを常識と思いこんでいては、到底新しい生物との出会いは望めない。と、いうことを再認識。
あかんな、ワタシ……。
で、この日だけでトサカハゼを百枚以上撮影して思ったことは、頭の上のトサカはけっこう開いているってこと。全部のヒレが全開ってのは難しいんだろうけれど、目印であり、チャームポイントのトサカだけは開いているって写真が多数ありました。なので、トサカハゼのトサカって、けっこういつも開いているのかもしれない。
また継続して確認作業ですな。
最後に出会ったオオウミウマ。逃げない生物であることをいいことにバックライトで決めようとしたのだが、あっさり逃げられて、撮れた写真はこれだけ……。
もっといろいろ遊びたかったぜ。
いや~、ネタ調査は楽しいな!!