多分今まで何度も見ている。だけど全部ツマジロオコゼだと勝手に思い込んでいた。頭の先は白いし、色も黒い。ツマジロオコゼ臭がぷんぷん漂っている。
この写真でこの個体が胸鰭をこんなに広げていなかったら、私はこの魚に気づかなかったかもしれない。
この胸鰭の模様が私にようやく気付かせてくれた。
むむむむむむ。こいつはツマジロオコゼじゃないじゃないか!! こんな胸鰭のツマジロオコゼは見たことない。そして検索、検索。わからぬまま、瀬能先生に聞いてみた。
すると、「ツマジロオコゼではありません。データベース上ではAcanthosphex leurynnisと同定しているイボオコゼ科の魚と同一種の可能性が高いです。これまで相模湾や柏島などで記録されていますが、沖縄にいない方がむしろ不思議だと思っていたのでこの情報はありがたいです」とのメールをいただきました。
ふむふむ。
沖縄からの発見記録はなかったのか・・・。しかし・・・、いろんな魚がまだまだいるねー。毎年、初見の魚が出てくることの素晴らしさよ。来年もがんばろうっと。