昨日から徐々に風が南にまわり、午後からは西になり、夕方には北西に変わる。
海で働く人たちは用心しないといけない風回り。様子を見ながら潜りましょう。
沖縄本島恩納村でダイビング屋さん&トレッキング屋さんをやっているスピッツ世古です。当ブログへお越し頂き、ありがとうございます。
12月なのに非常に海はとても穏やか。もしかしたら、夏よりも穏やか。そしてこれは最高に好都合。だって、今日のファーストターゲットはシシマイギンポですから。12月にシシマイギンポのリクエストを叶えてあげられるなんて、このお客様は本当にラッキーこのうえない。
白化しているサンゴ、白化しているイソギンチャクとクマノミもターゲットなので、それらも撮影しながらシシマイギンポに向かう。お客様が撮影に没頭されている間にその周辺で私はうろうろ。アカホシカニダマシを見たり、
大きなイソギンチャクエビがいたので、水中ライトでスポットライトみたいにして撮ってみたりしました。
こちらはエビ後方から平行にライトを当てたもの。エビ自体が光っているように撮りたかった。でも、ちょっと光りすぎ……
そしてお目当てのシシマイ君。12月にこの子に会いにこられるなんて。なんてラッキーなお客様なんだっ!!
変わらずいました。よかった。来年もよろしくお願いしたいです。
そして、穴の中から感じる無数の視線。見ていたのは、このカニさん。
小さいウミウシもちらほら見えるようになっていました。
極小ゴテンカエルウオ。かわいかった。
若者ぐらいのゴテンカエルウオ。かわいいね。
テングカワハギの隠れたチャームポイントは、腹びれ付け根の黒白水玉模様です。
お客様の撮影した後のハマクマノミでもちょこっと遊んでみた。
お~。ここのイソギンチャク、まだまだピンクが超きれいでかわいいです~。撮りなおしに来たいけれど、これを書いている12/15の恩納村の海は大荒れですので、またしばらく無理ですな。
そして、本日の第二ターゲットに向かう。合間に私はハマクマノミ城なんかを覗きつつ……、
白化したイソギンチャクに住むカクレクマノミ。
青と黄色をもっと良い色に出してあげたいけれど、うまくいかなかったです。
まだまだたくさんのイソギンチャクが白化したままです。これってどうなっていくんだろうか? 元の色にいつ戻るの?
そしてなんとも言えず、美しい色合いのイソギンチャクも。黄色の先端がピンク紫色!!
思わず、ミノだけ撮影したけれど、もっともっともっともっときれいな色だったのにな~。
そして第二ターゲットに到着。サンゴの養殖風景を撮りたいというのがお客様のリクエストでした。
そんな中にいたコバンハゼ。
他にグルクマの群れもフォローできたし、潜り終わるまで海は荒れなかったし、本日は7時ピックアップで朝から動いたおかげで安全に3ダイブできました。読み的中で楽しいダイビングでした。