こんな出会いもありました。一挙に紹介。
ワモンフグ。ネットで検索しても写真がなかなか出てこないこのフグ。私も初見でした。
ヤイトギンポは極めて普通種。でも、この婚姻色が出るタイプはヤイトギンポの近似種扱いになっています。婚姻色が出ると、襟元に青い蝶ネクタイをまといます。その部分が綺麗に見える場所にいる個体を探すのが一苦労です。
テングヘビギンポは探していた魚。でも、帰ってきてPCで写真を見てようやく気付いた。現場では伸びた口元がわからなかった。情けない。今度はちゃんと見ないと。
クロマスクのオスは青色がとても綺麗。リクエストがあれば、見せられる魚。でも誰もリクエストしてくれない・・・。
今年はレッドの砂泥地でこのカニをたくさん見ました。例年よりも多かったような印象がある。
毎年、あんなにたくさんはいなかったはず。それとハゼの数とどんな関係があるのかはわからないが、ハゴロモハゼsp、早く見れなくなったような・・・・。
コンゴウフグはあまり見ないフグ。今年はコンゴウフグの繁殖行動だろうか? 生態の一部を見ることができました。講習中だったけれど、ずっーと見てしまった。ログには写真がたくさん貼ってありますよ。
お客様が見つけてくれたオキナワハゼ属の1種その3です。楽しみにして何度も探したのだが、
結局一度だけの出会いになってしまった。またの出会いを期待しよう。
今年、やけに目に付いたエビ。詳しく専門家の奥野先生に調べてもらった。「テナガカクレエビやオシャレカクレエビと同じ属のKemponia agag という種です。本種はインド洋のアンダマン諸島から最初に発見され、その後紅海、オーストラリア北部、ニューカレドニアなどから知られていました。沖縄を含む日本列島からの記録はありませんでした。生きている時の色彩に関する報告も見られません。テナガカクレエビやシオダマリカクレエビに比べると、ハサミが細長いことが特徴のひとつです」とのことです。
キカイカエルウオって知らなかったな。図鑑には載っていないし、生息場所もボートダイブでは通らないほど浅い水深だし。だけど、その顔つきは、実に楽しげ。定番のネタにできたら、いいのになー。
アオモンギンポっていうのも初めて見たし、名前自体も知らなかった。なんだよ・・・、図鑑に載っていない魚、まだまだいっぱいいるじゃん・・・・。その後もこの魚は継続して見れています。
おや、まぁー綺麗に並んだもんだよね。ウミウシカクレエビが並んでいるのはよく見るけれど、ナマコの肛門から顔を出してるナマコマルガザミまで並んでくれたのはラッキーでした。もっといろいろゆっくり撮りたかったな・・・・。
オオモンハゼspはもちろん初めて見た魚なんだけれど、初見ですでにビビビビッ!! ときた。
これは和名のない魚だ!! と。瀬能先生に尋ねるも、やっぱり未記載種。その後、和名がつきました。ヒシヒレオオモンハゼです。今後もその生態を探っていきたい魚です。
ジャノメハゼがレッドデータにリストアップされていて絶滅危惧IB類に入っているとは知らなかった。けっこう見ていたような記憶があるのだが、これからは少なくなっていくのかなー。
センネンダイygってだけでもかなり楽しい場面だが、大きなカニの周囲をウロウロしてて、それで隠れているつもりなのか? とこちらが不安になる状況でした。確かに色合いはセンネンダイっぽいし、保護色のつもりかもしれないが、食べられちゃわないのかな? と心配しちゃいました。その後、このセンネンダイには会えていません。
泥ハゼ好きのお客様が見つけて教えてくれた。「日本のハゼ」ではサルハゼ属の1種として載っています。英名はダスキースリーパーゴビーというらしいです。今もいるのかな?
ヒレナガカエルウオは知ってた? ヤエヤマギンポのようで、ホホグロギンポのようで、なんかどっかで見たことのある風貌だが、そのどれとも違う。そんな魚を見つけたら、思い出してね。
そいつがヒレナガカエルウオだよ。
イトヒキヨウジはなぜそんなに見ないのだろうか?ここのポイントではたくさんのワカヨウジが見られる。外見なんてワカヨウジと大差はない。尻尾の部分が糸状になっているかどうか?
それぐらいの差だ。でも、それが大事なんだろうね。
追記 その後、この魚はワカヨウジの子供かもしれないという話も出ているようです。
ヨコシマエビはあるポイントに行けばけっこうな確立で見られる。だけどこんな子供の個体はとてもレア。あまりのかわいさに、しばらく目が離せませんでした。
「日本のハゼ」でいう、ハゼ科の1種その12です。通称、ピンコハゼ。西表島の矢野さんのところではそう呼ばれている。沖縄本島にもいましたよ。だけどたくさんはいないみたい。また出会えるといいなー・・・・。
えーと・・・。いまだに不明種。あなたはなに?
こちらがピンコハゼspです。スピッツでは何年も前から継続して見ていますが、まだまだ謎の多い魚です。
ウスゲショウハゼとカエルアンコウの2ショットです。
ざぁーっと並べてみると、今年もいろんな魚や場面に出会えたものだ。もちろんここから漏れている素晴らしい出会いもあるし、驚きの生物もいる。
そーいうのはまたブログなどで小出しにして、楽しんでいきましょう。
見たい生物は季節モノだったりすると、すぐに消えてしまったりするけれど、リクエストしてもらったら、探すべく、紹介するべく、ベストを尽くしますので、どしどしリクエストしてください。
結果、見れなかったとしても、「自然相手だからしょうがないですよねー」という寛大な御心もお忘れなく。
海なんだから。海。2009年も頑張りますので、よろしくお願いいたします。