2016年を振り返る毎年恒例の企画。スピッツ的生物ランキング。オーナーガイド、世古の独断と偏見がすべてのランキングです。
沖縄本島恩納村のダイビング屋さん&トレッキング屋さんをやっておりますスピッツ世古です。当ブログへお越し頂き、ありがとうございます。
2016年の第9位は「ハナオコゼyg」です。
通年の年末はダイビングしてても、先細り感満載。魚たちの子供は育っちゃうので幼魚には出会いにくくなるし、ハゼたちは水温低下で敏感君になり、観察する余裕が与えられない。自然と甲殻類にシフトチェンジ。甲殻類って季節をあまり問わずに観察、撮影できますね。あとはウミウシが出始める季節なので、ウミウシを探して紹介するダイビング。
それがいつもの年末です。
でも、2016年は違った。年末に向けて、ビシバシパワーアップ。いろんなネタが出現してくれました。そんな中のひとつがこのハナオコゼ子供。
2016/12/24は北風が強く吹き、波も高い海況で多くのダイバーが北部に集まっていました。友人イントラさんやセルフダイバーさんからの情報でこの日は「ヒメヒラタカエルアンコウの子供がいましたよ」とか、「ハナオコゼの赤ちゃんがいましたよ」とかありがたい情報をSNSがらみでいただきました。
これはありがたい!! ってことで、12/24も探しに行ってみたのですが、ものの見事にフラれてしまいました。いろいろ見つかるものの、いなくなるのも早かった。
で、翌日の12/25。この日は特になんの期待もせずにウミウシを探しつつ潜ったのですが、偶然にも素晴らしい出会いがありました。ハナオコゼ赤ちゃんです。もちろん現場では、そんなことが判別できるわけもなく。
なんじゃ、こりゃ~……。スケスケじゃん。最初はカエルアンコウの赤ちゃんだと思いました。
でも、この立派な、魚のような背びれ。これ見て、カエルアンコウではないんじゃないか? って思いました。
毎度のことながらFBの「44の海の談話室」に投稿して教えていただきました。
で、こんなスケスケの魚を過去に見た記憶があり、過去のログを遡ってみた。すると、やっとこさ見つけた。
2013/4/7でした。過去のログはこちらから
当時はまだニコンのクールピクス880で撮影していたので、画像が荒いです。レッドビーチでの出会いでした。
もう少し大きくなったような個体が過去ログに載っていました。
2010/7/24のログです。
尾びれは白いような透明のような感じですが、体には色がついています。3年ごとに見ているので、次回は2019年かな?