2016年を振り返る毎年恒例の企画。スピッツ的生物ランキング。オーナーガイド、世古の独断と偏見がすべてのランキングです。
沖縄本島恩納村のダイビング屋さん&トレッキング屋さんをやっておりますスピッツ世古です。当ブログへお越し頂き、ありがとうございます。
2016年の第6位は「甲殻類」です。甲殻類って名前のわからないのがホント多いです。初見となる生物もまだまだ出てくる。どれかひとつをランクインさせることでも良かったのだけれど、単独でランクインさせるほどの興奮もなかったので、名前がすでについているのも、ついていないのも、まとめさせていただきました。
まず、こちらはナシジイソギンチャクに住んでいたシンイボテガニです。アヤトリカクレエビを探そうかと思ったら、シンイボテガニに遭遇。スピッツはあんまり深いほうに降りないので、ナシジイソギンチャクに触れる機会もそんなにないので、出会うのも初めてでした。
次は、名前のわからないカニさん。けっこう特徴的な外見なので、すぐに名前がわかると思ったのですが、さにあらず。FBで投稿してお伺いしましたら、教えていただきました。ベニツケガニ属の一種。内湾のサボテングサに住んでいました。
2016/12/8に出会ったのが、こちら。シャコの穴に住んでいたエビ。これもFBに投稿して問い合わせたのですが、
Athanas ahyongi という学名のエビではないでしょうか? と教えていただきました。標本がないと正確なことはわからないと思うのですが、少しでも手掛かりになる情報をいただけるのはとてもありがたい限りです。
こちらの朝日新聞の記事に載っています。
2016/7/4にも出会っていました。
なんでミナミホタテウミヘビの巣穴だとわかったかというと、この穴でミナミホタテウミヘビを観察していたからです。見てたら、隠れちゃった。出てこないかな~と覗きこんだら、あ、エビが……というわけです。
そして……、
ナンヨウキサンゴは水中で見ると黒っぽく見えて、これがサンゴだと思わないダイバーも多いかもしれない。モルディブなどではとてもたくさん見られます。沖縄でも多い。ポントニデス・マルディブエンシスという学名のエビを探していたら、このカニに出会いました。
次にこちらはガレの下から出てきたヒメオキナガニ。変わった模様のカニなので、図鑑を見たらすぐに名前がわかるだろうと思っていたら、図鑑には載っていなかった。そしてやはり……、FBに投稿し教えていただいた。
ヒメオキナガニか、よし。覚えたぞ。
こちらは砂地にポツンとあったチャツボボヤに寄り添っていたエビ。こちらもFBに投稿したのですが、名前がわかりませんでした。サイズは1センチ弱。小さかったです。
こちらもガレの下から出てきたカニさん。FBで教えていただいた名前は、ヒメツバサコブシ属の一種。実に変わった姿のカニだ。とても格好良い。
こちらは反対にかわいいカニさん。色の塩梅と言い、キュートです。
いつでも、なんだって、わからないのはFBの「44の海の談話室」に聞いちゃってます。カメキウスヘリコブシ。こんなの全然知りませんでした。
ここからは調べもしないで放置していた甲殻類。
2016/3/6のログに載ってはいるけれど、そのまま放置。すんません。
2016/3/18
2016/3/28
2016/5/7
2016/5/13
2016/6/10
2016/7/4
と、名前のわからない甲殻類の写真をだらだらと並べてしまいまして、とりとめがないのですが、最後は年末に出てくれた珍しいツキホシカクレエビです。
初見のエビでした。嬉しい限りです。
いろいろな甲殻類に出会えた2016年でした。
2017年もきっと名前のわからない生物に出会えると思います。また来年もこの場でまとめて紹介したいですね。
がんばりましょう。