2月の日曜日、2月でしたっけ? と上を向いて空に聞きたくなるような快晴に恵まれました。風も南東からそよそよ・・・。海はぺったり・・・とまでにはいかなかったですが、ほぼぺったり。西海岸で3本潜れました。
ウミウシのお客さんもおられるが、ウミウシ以外も見たいお客さんもおられるので、適度にミックス。深場では、モンガラカワハギの子供やスミレナガハナダイの大きくなった子供を紹介。

スミレナガハナダイ子供
そして、なんか・・・。変なミノカサゴがいました。図鑑で見てみると、ミズヒキミノカサゴじゃないだろうか?

ミズヒキミノカサゴ
かわいいところでは、タテジキヘビギンポの子供であろうと思われる個体。まだ体色が幼いですね。

タテジマヘビギンポ
そして、やっぱり冬だからウミウシはいっぱい。コンペイトウウミウシがこんな場所にいるもんかね・・・? と疑問に思いながら撮影。こんなの食べるのかな?

コンペイトウウミウシ
そうかと思えば、キスジカンテンウミウシもこんなところに・・・。やっぱ食べるのかな・・・。

キスジカンテンウミウシ
ジュッテンイロウミウシはかわいいよね。

ジュッテンイロウミウシ
ツノゲミノウミウシなどのミノウミウシの仲間が浅い場所にはホントいっぱい、いっぱい。爆発してました。

ツノゲミノウミウシ
コマユミノウミウシでしょうか?

コマユミノウミウシかな
ネアカミノウミウシはよく見かけます。

ネアカミノウミウシ
うーん・・・。名前がわからないぞ。

ミノウミウシsp
浅瀬で一番多いんじゃないかな? と思えたキャロットシードミノウミウシ。

キャロットシードミノウミウシ
あ、ちがった。アオセンミノウミウシ。この子が一番多いですね。たぶん。

アオセンミノウミウシ
アカテンイロウミウシは夏のウミウシの印象ですが、冬でも見られました。

アカテンイロウミウシ
ミズタマイボウミウシも出てきました。

ミズタマイボウミウシ
キリヒメミノウミウシはたびたび見かけます。この写真でははっきり見えませんが、口元の八の字型の赤オレンジラインがくっきり入っていたので、キリヒメミノだろうなーと。

キリヒメミノウミウシ
アカネコモンウミウシはレアですよね。お客様の発見。

アカネコモンウミウシ
なかなかの収穫ですが、3本目はこの滞在中のラストダイブなので、ポイント選択に少々悩みまして、結局、西側の浅瀬で潜ることになりました。
最大水深8Mぐらいで潜ったのですが、ウミウシの数は予想よりは少なかったです。でも、ゴマちゃんがいたり・・・、

ゴマフビロウドウミウシ
それにそっくりなヤグルマちゃんもいました。二つともお客様の発見です。グッジョブ!!

ヤグルマウミウシ
ヒブサミノウミウシみたいだけれど、ちょい違和感があれば、それは別種のこいつですね。

ヒブサミノウミウシ属の一種
特徴的ですぐわかるかな・・・と思ったけれど、・・・。探せない・・・。

ミノウミウシsp
ミノウミウシの仲間、いっぱいいるんですが、名前のわからないのが多くて、くじけそうになります。でも、見るミノウミウシ、全部撮っていたら、もうホントきりがない・・・ってぐらいたくさんいますよ、今。

ミノウミウシsp
カノコウロコウミウシ、今日も出会えてしまいました。ラッキー。お客様の発見です。

カノコウロコウミウシ
ルージュミノウミウシ、かわいいですね。

ルージュミノウミウシ
そしてツマリギンポかな・・・と思って撮影したのですが、なんかちょっと違うように思えてきて、現在問い合わせ中です。
瀬能先生からの返事をコピペしておきますね。
「最近、小笠原や八丈島で記録されているツマリギンポ属の未記載種のようです。
ただ、体の斑紋は一致していますが、眼上皮弁の形状を画像から確認できません。
他のカットで眼上皮弁の形状を確認できるものはありますでしょうか?」
ということですが、皮弁のわかる写真はなかったです。とほほ……。

ツマリギンポsp
そしてアイドルとして有名なカールオジサンホヤ。かわいいなー。

カールオジサン発見!!
流れでつぶれてしまったのか、ひしゃげてしまって変な顔のカールオジサンもいました。幼児の書いた似顔絵みたい。

カールオジサン、顔、つぶれてますけど・・・
いやー、ウミウシたくさんいるなー。今回は3日間、9本のダイビングで149種類のウミウシを見つけられました。続きは、来週。え? 来週? そう。来週。今度の土曜日からまたウミウシダイブ再開です。一緒にウミウシ探したい人は来週来てね。