昨日のミッション失敗を挽回すべく、子供らを学校に送った足でそのままポイントに直行しました。
沖縄本島恩納村でダイビング屋さん&トレッキング屋さんをやっておりますスピッツ世古です。当ブログへお越し頂き、ありがとうございます。
でも、でも、やっぱり少し波が残っている。濁りも少しある。でも、まぁ~潜れないことはない。
と、いうことで、潜ってみました。
岩に大きなウミウシが。ジャノメアメフラシなのかな?
でも、探しているのはこいつらではない。
撮るつもりはなかったけれど、やけに目前で二匹がぐるぐるまわってくれる。フチドリカワハギは好きな魚なので、そんなにまわってくれるのならば、撮ってあげよう。
いざ、撮影してみると、体の色が白っぽく変わってしまった……、なんで~……。
諦めて沖の砂地を徘徊。貝の仲間がたくさん歩いているが、目当てのウミウシはいない。
以前は、このポイントに大量にいたのだが……。
リサーチの副産物としてオオウミウマ、ゲット。
全然いない。一匹もお目当てのウミウシには出会えず、潜水を断念。
くじけそうになる結果だが、くじけずに別の浅場を捜索。
くじけない自分をほめてあげたいほどだが、ここの浅瀬はどうだろうか?
写真のような藻場です。永遠に続くのではなかろうか? と思える、藻場だ。
狙っていないウミウシには出会える。
藻場に散在するピンク色の卵だと思われる物体。
なんの卵なんだろうか?
いっぱいあるので、広いエリアを見れば、どこかで産んでいるシーンに出会えるかな? と期待して泳ぎまわったのだが、全部産んだ後でした。貝? ウミウシ? でも、貝のような気がする~。
サンゴが少しあるところで、浅瀬ってことだから、当然いるこの魚。
シマギンポです。
島ぞうりに島酒、そしてシマギンポ。
沖縄の島がつく3大ワードにシマギンポも入れてほしい。
たくさんいたイソハゼはミナミイソハゼかな。
梅雨の合間に晴れていたので、藻場では光合成が盛んでした。
いたるところで小さなバブルが連なって、水面目指して上がっていきます。
よくよく見ると、海藻から泡がダイレクトに浮上していきます。
浅瀬を泳いでいると、酸素バブルの集中砲火を受け、体全部が酸素バブルまみれになってしまう。
癒しの効果がないわけがない。
すると、こんな風景に出会う。
けっこう衝撃だ。
ここまでたまってしまうとは……。
昨晩? いや、もっと前? いや、潮の干満を考えれば、昨晩なのか?
とにかく、いつかのブダイが寝袋で使って、使い捨てた膜に酸素バブルがたまって、こんなに大きな泡に成長してしまった……という図です。
バブルには周囲の風景が写りこんでいる。
横から接近して撮影すると、今流行中の宙玉写真みたい。
真上から撮影したら、モロに宙玉だ。
藻場ゆえの現象であり、ほとんど誰も来ないエリアなので、壊されることなく、ここまで成長したんでしょうね。
ここ最近、この海には波らしい波も立っていなかったのだろう。水温は27度でした。
浅瀬は夏のようになってきました。
しっかし、探しているウミウシ、いないな~。明日は……って、もう今日だれど、今日はセメントをこねこねしないと。