今年の10位はクダゴンベ。夏に発見されてからこれを書いている12月でもまだ見られている。生息水深も8M付近と浅く、誰でも見られるけれど、ビーチから離れているので、泳ぐ距離はかなりある。
それでもリクエストが多いのは、それだけこの魚の魅力が皆々様に理解いただけているのでしょう。
モルディブではかなり普通に見られる魚だけれど、沖縄本島ではかなり稀な魚。久しく私は見ていなかった。
このクダゴンベ君も私が私自身で見つけていたらもっと上位ランクに食い込んでいたかもしれない。同ポイントを潜っている他のインストラクターから情報を聞き、やっとこさ見てこれた生物のひとつです。今年はこーいうのが多かった。
過去のランキングは私しか見ていない生物の羅列・・・・、と言っても過言ではないほど本島内では珍しい生物のパレードだったのだが、昨今は私が潜っていたエリア、ドロ地にたくさんのショップが潜るようになり、もう私だけが知っているネタというものも無に等しい。
やれやれ。
当初はうんざりしたものだが、海は私だけのものではないし、しょうがない。こうなったら、みんなでいろんなものを教えあって、いろんな生物を新しく見つけていきましょう・・・。と方向転換。私もいろいろ教えるし、他店が見たというネタの収集も容易だ。
が、けっこうこの外部からのネタというものに振り回されることも多い。なかなか私の水中マップと他人のそれとが合致しない。挙句は場所探しに水中で明け暮れてしまうこともしばしば。
でも、ライバルの出現はやはりモチベーションをあげてくれるし、生物を見つける目はたくさんあればあるほどいろんな生物が出てくる。
沖縄本島に生息する水中生物全般に興味がある私としては、ありがたい現実でもある。
目のいいガイドさんたちとのコネクションに感謝しつつ今年の10位に登場していただきました、クダゴンベ君でした。
いつまでも定位置で。