9月に入って、徐々にファンダイバーのお客様が遊びに来られました。まずはモルディブ時代からのお付き合いのリピーターさんご夫婦。沖縄にも毎年遊びに来ていただいています。ありがたや~。
沖縄本島恩納村でダイビング屋さん&リバートレッキング屋さんをやっておりますスピッツ世古です。当ブログへお越し頂き、ありがとうございます。
で、ボートダイビングに行ってきました。クロスラインのトウアカクマノミのイソギンチャクの周りでウロウロしているこの魚。いつも出会えるけれど、はっきり確信して言える名前を知らない。
たぶん……スナゴチ。
水面に濁りがたまっていたので、エントリーして見上げたら、ボートが奇妙な感じで浮かんでいました。
ボートが、ダイバーが、乱した濁りの層が水中に幽霊のように漂っている。いとをかし……。
旬な子供たちを紹介しつつ、のんびりペースでガイドしてきました。
夏の間のネタストックがゼロなので、いきあたりばったりに潜っていき、出会える生物にわくわく。そんな感じでニシキフウライウオに出会えました。嬉しいね。
こちらは定番。こーいうところにいるはず……という予測で岩穴を覗くと、だいたい見つかるホシゾラワラエビ。
この色のイソギンチャクと出会えたら、とりあえず紹介、撮影。なぜって? だってきれいな色してるじゃないですか。きれいな色ってそれだけですごいパワーだ。
水面を覆う濁りの層にお客様の吐いたバブルが穴をあけていく。白濁した濁りをきれいだと思えたのは、水中の透明度が最高だったから。濁りが水面だけに集まっていると、こんなにも幻想的なダイビングになるんですね。
浅瀬のサンゴは全然ダメージ受けてません。水温は30度ぐらいありましたけれどね。
今夏は台風がひとつも来ない平和なシーズンでしたから、サンゴの白化現象を心配していたけれど、ここは大丈夫でした。
ちびのカエルアンコウ。だいぶ大きく育っていました。
あんまり見ない模様のキヌヅツミガイの仲間がいました。
最後はまたまた水面風景。
水中の青さと水面のぼけた白さ。境界線のないぼけた色彩に脳みそが溶け出してアンニュイな気分。
マンダム。