今日も空いた時間を見つけては、調査に出かける。
沖縄本島恩納村のダイビング屋さん&トレッキング屋さんをやっておりますスピッツ世古です。当ブログへお越し頂き、ありがとうございます。
今日のターゲットはこいつ。
ニセカエルウオとカエルウオの区別が曖昧なのだ。
FBの「44の海の談話室」でも聞いていたのだが、やはり沖縄にはカエルウオはいないらしい。
かなり前に瀬能先生にそう教えてもらっていたので、沖縄で見られるカエルウオっぽい奴はみんなニセカエルウオだと思っていた。ところが、この日遭遇できたこの個体。
黒くなった体、頬のところに白い線が2本。
この模様の個体が瀬能先生のデータベースにカエルウオとして紹介されていたのだ。
撮影場所は沖縄の砂辺海岸になっている!!
ん?
ってことは、沖縄にもカエルウオがいるんじゃないの?
と、思いまして、私も瀬能先生に直接訊いてみた。
すると、こんな返事が戻ってきました。いつもありがとうございます。
「ニセカエルウオです。 ただし、オスはそれだけでは(その模様だけでは)カエルウオと区別できません。 現状、周囲にニセカエルウオと同定できるメスがいるのと、カエルウオの南限は屋久島とされているので、オスもニセカエルウオと同定しておくべきだと思います。 KPM-NR 9553はかなり初期の画像で、仮にカエルウオとしたものだと思われますが、分布域も考慮してニセカエルウオに訂正します。 ご指摘ありがとうございました!」
と、いうことで、やっぱりニセカエルウオだっていうことです。
では、この日に撮影したニセカエルウオたちを紹介。
同じ場所にたくさんいたのはホホグロギンポでした。
そんで深いほうにもダイビング。
こいつに出会いたかったのだ。
かわいいな~。
Kさんから情報頂きました。ありがとうございました。
どこ見ても子供サイズがてんこもり。
どのポイント潜っても楽しい季節だ。
もっといっぱいいろいろ出てこいっ!!