今日は午前はリバートレッキングに出かけて、午後から地元リピーターさんとボートダイビング。
最近の川ではたくさんのハラビロカマキリを見かけます。川でハラビロカマキリを見るのは通年ではありません。去年もこの季節に多かったです。お腹に寄生しているハリガネムシが川に帰りたい季節なのでしょうね。カマキリはハリガネムシに脳をコントロールされ、水辺に向かい、最後には入水自殺を遂げてしまいます。川に入ったカマキリのお腹からは寄生していたハリガネムシが出てきます。そして川の中で繁殖し、幼生が水生昆虫などに寄生し、それを食べたものがまた寄生されるというサイクルだそうです。
川を歩いていると、川に浮かんで度座衛門化したカマキリたちを数匹見かけます。
ハリガネムシは人間には寄生しませんので、あまり心配しすぎないようにしてくださいね。
そんな出会いを経て、ボートダイビングでは深場に潜入してきました。リミットタイムまでの数分ですが、久しぶりの深場はなんかアイドルたちが戻ってきていて、久しぶりに、ホンマに久しぶりに楽しかったな。
まずはベニヒレイトヒキベラがいたのでお客様に紹介。撮影されている間にトサヤッコの子供がいたので撮影してみる。
お客様はベラの流れで、スミツキオグロベラにロックオンされていたので、近くにいたスジクロユリハゼも撮ってみる。
あれ、アケボノハゼもいるじゃん!! お客様に紹介して、見回すと、もう一匹いるじゃん。二匹目のアケボノハゼにがっつり寄ってみました。で、タイムアップ。7分ぐらいの滞底時間でした。
あとは浅場をウロウロ。アカハタの正面顔を紹介してみたり、
サンゴの隙間をウロウロするルリホシスズメダイygを見たりしてきました。
ずっとお客様の大好きなセダカギンポの子供を探していたのだが、いそうで、いなかったです。
浅場のサンゴはこの夏の白化の危機を乗り越えてくれたようで、そんなに被害はないように見受けられました。
ドロップオフに向かうように撮影すると、まったく白いサンゴは見当たりません。あ、ちょっとあるね。でも、真栄田岬に比べたら、ないに等しい。
ボート直下。ミニドリームホールの穴の部分を撮影。ところどころに白い部分がありますが、全般にサンゴは元気で、ほっ。よかったです。
そんなリーフにかわいいハマクマノミがいました。
最後はスピッツだけ残って貸し切り状態のボートになったので、近場の砂地ポイントに出してもらいました。船長さん、ありがとうございます。
あら、砂地にポツリ。レンゲさん。
なにか、特別なスペシャルでも出てこないかな? とサボテングサや藻場を探索。
その隙間の砂地ではハゼも。
クサイロモウミウシは定番です。
ヤッコエイ、ひらひら。
で、お客様、ヒラツノモエビと長い間、格闘しているな~と思っていたのだが、エキジットしてから聞いてみたら、砂地に大きな顔が出てきて、びっくりした……と、言っていました。それって、メガネウオじゃないかな? ということで、私は見ていないので確信はないのだが、メガネウオとはこんな顔の魚である。写真は過去のものから抜粋しております。
まぁ~、このへんも探せば見つかる生物です。見たい人はいつでもリクエストしてね。
このハゼは名前がついたのだろうか? トンガリハゼ属の一種は生息環境の広いハゼです。
目の上に並んでいる小さな黒点がかなり大きな特徴ですね。
そしてヨスジフエダイの群れるほうに……
まだまだ子供の個体たちですが、行くと寄ってきます。青い海中に黄色がきれいで、撮影してしまうダイバーさん、多いんじゃないでしょうか?
ここのハダカハオコゼは長い間いますね。
お昼に乗り合わせた別のショップのスタッフと、「最近あんまりマダラトビエイ見ないです」と聞いていたので期待していなかったら、お客様のすぐ後ろに出現。ぐる~と私たちの周囲をまわってくれました。
楽しい2ダイブでした。