11/2020 ダイビングログ

11/8 泥地の消失と移動

コウガイメナガガザミ

11月になって初めてのダイビングお仕事。毎年の花粉症に鼻づまりピークの昨今。潜降していくとサイナスがピキーと音を立てて静かに抜けていきます。

沖縄本島恩納村のダイビング屋さん&トレッキング屋さんをやっておりますスピッツ世古です。当ブログへお越し頂き、ありがとうございます。

ゆっくり潜降ならば問題なし。しかもここはレッドビーチ。

まぁーなんとかなる水深です。

今日はいろいろあって1ダイブで終了なので、余計に問題なし。

で、やっぱり先月通ったホタテツノハゼ属の一種-5に出会いたいので、今日も行ってみたのだが、底の泥質が変わってしまっていて、発見できませんでした。

 

ロスト!!

 

悲しい。

捜索してきましたが、出会えませんでした。とほほほほ……。

で、その最中に出会えたハゼたち。

カスリハゼは今冬、じっくり向き合いたい。

このシマシマ模様が明瞭くっきりしているタイプと、

カスリハゼ属の一種

カスリハゼ属の一種

模様が比較的曖昧なタイプとに2分されると思うのだが、成長を追って、背びれの様子など観察したいと思います。

カスリハゼ属の一種

カスリハゼ属の一種

上の種類が大きくなってくると下の写真のようになってくるのかな?

カスリハゼ属の一種

カスリハゼ属の一種

大きい奴は、背びれとかビシッと開いてくれるので、撮りやすいけれど……。

この背びれの模様と、尻ビレの模様からたどっていくのがやっぱショートカットでしょうね。

カスリハゼ属の一種

カスリハゼ属の一種

で、当然のようにウシオニハゼも探しました。

元いた場所には姿なし。移動されていました。

が、底の砂と泥もかなり変化していまして、こりゃーたぶん米軍のボートが入ったんだろうねーって感じ。

まぁーそーいう場所なので、それは日常茶飯事。

ボートが入ってくるなんて環境が変わってしまうーと文句を垂れるのではなく、レッドビーチとはそーいう場所であると認識し、その環境の変化そのものを楽しんで潜るのが正解だ。

 

泥があった場所に行くが、泥はない。

フカフカな泥が飛ばされている。

どこに泥地は移動したのだろうか?

ふかふか泥地が好きな生物はきっとそこにいるはずであろう。

まずは泥地の捜索から始めよう。

と、探して、巡り合えた時の嬉しさはレッドビーチならではのものです。

生物がそこにいるのは偶然ではない。環境が生物をそこに誘うのだ。

ウシオニハゼがいる場所にふかふかな泥があるのではなく、ふかふかな泥があるからウシオニハゼが住みに来たのだ。

だから泥場が移動していけば、泥に住む生物はどんどん移動していく。。

ウシオニハゼはそんなことを考えさせられるハゼです。

ウシオニハゼ

ウシオニハゼ

そしてコウガイメナガガザミ。

飛び出た漫画のような目玉がチャームポイント。

コウガイメナガガザミ

コウガイメナガガザミ

あとは普通種の確認をしつつ、

ヤツシハゼ属の一種

ヤツシハゼ属の一種

レッドビーチには珍しくハラマキハゼ発見。

ただ超敏感君でした。

ハラマキハゼ

ハラマキハゼ

遠くからしか撮れなかったので、定かではないがたぶんオキナワスジハゼでしょう。

オキナワスジハゼだと思う……

オキナワスジハゼだと思う……

ナガセハゼの子供も探したのだが、オニサルハゼばかりの結果に。

オニサルハゼ

オニサルハゼ

下のオニサルハゼは最初、すごく濃い色をしていまして、

オニサルハゼ

オニサルハゼ

なんか、ウシオニハゼっぽいけれど、なんか変な奴……。

と、思って、撮影続けていたら、次第に色が褪めてきて……。

普通のオニサルハゼだった……、という感じ。

オニサルハゼ

オニサルハゼ

とても多いニュウドウダテハゼ子供。

ニュウドウダテハゼ子供

ニュウドウダテハゼ子供

成長すると、こんなになっちゃう。

マックスで30㎝を超えるでかさはライブで見ていただけるとわかりやすいです。

ニュウドウダテハゼ

ニュウドウダテハゼ

最後はジョーのように顔だけ出していたヤツシハゼ。

ヤツシハゼ砂潜り中

ヤツシハゼ砂潜り中

ホタテツノハゼ属の一種-5、また探しましょうね。

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