04/2016 ダイビングログ

4/9 久しぶりの残波岬

ボブサンウミウシ

春休みも終わって、GWまではとんと暇になっているスピッツ。今のうちに税務処理を済ませてしまったり、夏に動きやすいように店舗外回りの準備をしたり、やらねばならないことはてんこもりなのだが、ひとつひとつ済ませていきましょう。

で、本日は地元のリピーターさんが週末を利用して潜りに来てくれたので、海にも出没。たまたま残波岬方面に出るボートのタイミングとばっちり合ったので、ホント久しぶりの残波岬に行ってきました。

1本目は灯台下。いわゆる残波岬のメインのポイント。穴とダイナミックな地形が売りのポイントですが、スピッツですから、穴をくぐるだけってダイビングにはどうしてもならず、壁を見たり底を這ったりしながら潜るわけです。

そうすると壁に見慣れないハゼを発見。図鑑で調べても合致するものはなし。アワセイソハゼ属の仲間だと思われます。黄色い体に白いラインがかわいかったです。お客様のカメラにはもっとどアップで撮影できているはず。

瀬能先生からお返事をいただきまして、「「日本のハゼ」のアワセイソハゼ属の1種4だと思います」とのことです。

アワセイソハゼ属の仲間

アワセイソハゼ属の仲間

また少し進むと、うん? って感じのハゼが目に留まる。なんか特徴的な白いスジの入り方だが、ピンと思い当たるハゼの名前が出てこない。お客様にも紹介し、がっつり撮ってもらった。こちらもアワセイソハゼ属の仲間ってくくりで終わっちゃいそうなハゼです。追跡できたらいいけれど、残波ってあんまり行かないし。どうなることやら。

こちらも瀬能先生からお返事をいただきました。

「微妙に異なるようにも見えますが,同書のアワセイソハゼ属の1種3のようです」とのことです。

アワセイソハゼ属の仲間

アワセイソハゼ属の仲間

そんでもって、クリヤイロウミウシにも遭遇。個人的に好きなウミウシです。

クリヤイロウミウシ

クリヤイロウミウシ

浅い水深にいたピグミーシーホースを探す気満々で泳いできてみたら、ヘラヤガラの子供が隠れていました。ピグミーシーホースを探すと逃げちゃうだろうし、お客さんはピグミーを何度も撮影しているし、今更ピグミーに目新しさはない。むしろ、このヘラヤガラがいるシチュエーションの方がレアであろう……と判断し、お客様にも紹介。

ヘラヤガラ子供

ヘラヤガラ子供

なんだっけ? このウミウシ……。見たことはあるのだが、名前が出てこない。

ウミウシの仲間

ウミウシの仲間

別カットも貼り付けておきます。

ウミウシの仲間

ウミウシの仲間

パイナップルウミウシが交接していました。

パイナップルウミウシ

パイナップルウミウシ

オレンジウミコチョウはお客様の発見。

オレンジウミコチョウ

オレンジウミコチョウ

浅瀬はあんまりウミウシが出ていなかったんですが、クシモトミドリガイはいました。

クシモトミドリガイ

クシモトミドリガイ

そして2本目。残波岬エリアでもう1本。ミシュランというポイントに入ってみました。私は初めて潜りました。大きな岩が乱立していてダイナミックという言葉そのもののようなポイントです。

そんなポイントでも地味にマクロを探してしまう。だって私はスピッツ世古だから。地形派ダイバーの気持ちもわからないではないけれど、やっぱり私は生き物が好きだから、生き物探しちゃうんだよね~。

アラリウミウシ

アラリウミウシ

地形も撮ってみました。TG4でストロボONにするとやっぱりワイド撮影は上手に撮れない。下の写真はスノーケリングモードで撮影し、ストロボはOFF。ハタンポが光っているのは水中ライトを当てているからです。

ダイナミックな地形とハタンポ

ダイナミックな地形とハタンポ

そんな中でお客様がボブサンウミウシを発見。

ボブサンウミウシ

ボブサンウミウシ

ちょっと色の汚いボブサンでしたが、ボブサンであることに変わりはありません。きれいで好きなウミウシです。

ボブサンウミウシ

ボブサンウミウシ

そして最後の最後にツノダシの群れが深場から現れ、すぐに深場に消えていきました。間違えて動画スタートボタンを押してしまって、撮れていた動画がこちらです。わずか15秒の動画です。

エキジットの頃には陸ではまたもや大雨。最近、雨ばっかり。もう梅雨入りしてるの? って聞きたくなるぐらい雨ばっかりです。

雨を憂う

雨を憂う

水中からでも水面上の降水はわかります。

雨がよく降ります……

雨がよく降ります……

晴れてほしいな~。

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