本日からGWスタート。午前中は体験ダイビングの予約も入っていて、はりきってGWのスタートを迎えたのだが、あいにくの北風になってしまい、希望されているビーチから潜る真栄田岬での体験ダイビングは不可能になってしまった。
西風になってからの北風だったので、ゴリラチョップも波があるかも……と、レッドビーチでの体験ダイビング案も提示してみたのだが、今回は止めておきますってことで、今日のお客様はスピッツの講習生さんが久しぶりに遊びに来てくれたファンダイブだけになってしまったので、のんびり潜ってきました。
ファンダイブのお客様も久しぶりってことだし、耳がぬけるかどうかも心配ってことだったので、浅瀬からスタート。体験ダイビングでも潜れるような浅瀬ですが、レッドビーチにもカクレクマノミはいます。
ここんとこ定位置でずっと見られているアカメハゼ。GW前半はおおいに助けてもらいました。
もちろんウミウシも紹介。普通種だけれど、いい場所にいてくれたホソスジイロウミウシ。寄って、ちょっと下から撮影。背景に水をとりこんで、さわやかさを演出。
さらに寄るってこともできたけれど、あえて引く。水の部分を多い目に取り込んで撮影。写真の好みは十人十色。誰かに売りつける写真じゃないし、自分のお気に入りが撮れれば大成功。好きな構図で、好きなアングルで、好きな被写体を、好きなだけ撮っていただきたい。
なんでもない砂地を移動していたこの生物は? タルマワシ? 砂地にポツンといたけれど……、ホストから流されてしまったのかな? 珍しい場所で会っちゃった……。
コテングノハウチワという海草に黒いウミウシがついていました。誰かが生みつけた卵らしきものもあるし。ハウチワの緑、ウミウシの黒、卵の白、水中の青。寄って撮って黒いウミウシを撮るのもよし。ひいて絵を作るのもよし。ダイビングという水中でも自由に動けるツールを習得した人ができる、たくさんある遊び方のひとつです。
子供の季節ですね。オトメハゼの子供じゃないかな。かわいいね。
ウスユキウチワの円周をハムスターのように回っていたリュウグウウミウシ。
真夏の空に流れる白い雲。アオモウミウシが草の上を散歩していました。と、解釈して眺めると水中写真じゃなくて陸上写真に見えたりしない?
ハナキンチャクフグが婚姻色で追いかけたり、追いかけられたり。繁殖行動もたくさん見られたGWでした。
そしてIさんから教えていただいた赤色のカエルアンコウ。まだまだかわいいサイズでした。
ストロボをOFFにして、水中ライトだけで撮影。
そのすぐ近くにはまだ幼い顔つきのハダカコケギンポもいました。寄る前の顔も憂い。
寄ったら寄ったで変顔です。モロにカメラ目線いただきっ!! ありがとうね~。
レッドビーチといえば……、というスズメダイの代表選手、オキスズメダイたちも産卵行動に大忙し。顔の色を変えて、産みつけた卵のケアにてんてこまい……って感じでした。
ウミウシももちろん紹介してます。
そしてエキジット寸前の超浅場にシマギンポ。
トサカがチャームポイントのシマギンポです。
さぁ~、海よ、凪げっ!!