昨日は水納島に遠征したので、今日はホームの恩納村で潜ってきました。真栄田岬周辺です。ターゲットは「きれい系」。
沖縄本島恩納村のダイビング屋さん&トレッキング屋さんをやっておりますスピッツ世古です。当ブログへお越し頂き、ありがとうございます。
1本目は山田ポイント。昨日の水納島はサンゴの白化もイソギンチャクの白化もほぼ収まって普通の色になっていたけれど、山田ポイントのイソギンチャクたちはなぜかまだまだ白化している時の色が残っています。
なので、「きれい系」をお望みであれば、絶対外せません。
白飛びしそうな白黄色のイソギンチャクと海中のブルーはぜひとも絡めてあげたい。そこに住んでいるクマノミたちはとてもビビッドなオレンジ系なので、やっぱ美しいです。
お客さんが刺さっている間に、私は周囲の小物ネタをチェック。コホシカニダマシや、
地味だけれど……、ありふれすぎているけれど……、ちゃんと見れば……、しっかり撮れれば……、本当に美しいルリスズメダイがいっぱいいるので撮影。
たまらん色されてますな~。
白化の残っているイソギンチャクはひとつだけじゃない。ここにはたくさん残っているので、それらを梯子酒ならぬ、梯子撮影。
その合間に出会った、この魚。だれ? ちょっと調べたけれど、わからなかった。
上の魚と同じやつです。
追記 FBの「44の海の談話室」にて教えてもらいました。「ヒキマユメイチ」というそうです。こんなのも図鑑に載っていない。わからん奴がまだまだ出てくるな~。
引き続き、ハナビラクマノミと白化イソギンチャク。
太陽光を入れたり、入れなかったり、いろいろ試行錯誤しつつ撮影。
そうかと思えば、普通の色のイソギンチャクにはちびのカクレクマノミが住んでいて、これはこれで普通にかわいくてついつい撮影。
お~。ここのイソギンチャクは普通の色に戻っている。やっぱり徐々に戻ってきてるんだな~。
ちなみに同じイソギンチャクを2016年12月に撮影しているのでその色を比べてもらいたい。
ね?
この時は白化してるでしょ~。今はホント普通の色に戻っちゃって、安心なのだが、前のがきれいすぎるので、ちょっと残念だったりもして、複雑だけれど、戻ってきてくれてやっぱ嬉しいのだ。
これは露出調整して+1.0ぐらいにして撮影。イソギンチャクは全部色を飛ばしてあげて、クマノミたちが白い中で遊んでいるような写真にしたかったんだけれど、ちょっと難しかったです。
そのすぐ近くにいたヤイトギンポは全然逃げない個体だったので、こちらも紹介して遊んでもらった。こちらは顕微鏡モードでフラッシュ光らせて普通に撮影。
TG4のドラマチックモードを使用すると被写体をゾンビ化できます。それは人でも魚でも可能なわけで、ヤイトギンポにもゾンビ化してもらった。でも、フラッシュを光らせると、目の色がかわいく撮れちゃって、ゾンビになってくれませんでした。
なので、この際、フラッシュはオフ。自然光だけで撮影。何枚も撮影して、ちゃんと目線をカメラに向けてくれる写真にしたかった。片目は少し横を向いているけれど、まぁ~こんなもんだ。
でも、ゾンビ化したとはいえ、かわいいね。
二本目は相談した結果、青の洞窟にも入ってみたいってことで混雑覚悟で入ってきました。
洞窟内はフラッシュを使うと濁りでハレーションがすごいので、使わないようにアドバイスして撮影してもらった。
スノーケラーの足がたくさん写っているのが実に青の洞窟らしいです。
3本目もきれい系狙い。アカネダルマハゼはかわいくてきれい。ダルマハゼの仲間ではかなりの美人さんです。個人的に好きなハゼだ。
そして、ボートスタッフの一押しだったピンクのきれいなイソギンチャクとハマクマノミ。
この時、ハウジングがちょっと曇ってしまって、こんなアンニュイなピンク色になってしまいました。
楽しい3本でした。また遊びにきてくださいね~。