今日も泥んこ大好きご夫婦とダイビング。でも、今日はちょっとだけ泥んこから脱出してきました。これを書いている今は10/28。久しぶりに台風直撃の沖縄です。近隣では停電しているという情報がラインなどで入る中、停電するまでは更新していきます。
沖縄本島恩納村でダイビング屋さん&トレッキング屋さんをやっておりますスピッツ世古です。当ブログへお越し頂き、ありがとうございます。
今日の最初のヒットが、このウミウシ。おおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!
私が一番興奮していたはず。なんだ、こいつ?
パッと見、名前がわからないウミウシに出会うとやっぱりテンション上がるのだが、
それがこんな風防していると、よりテンションアップです。
手持ちの図鑑やネットで調べても名前がわからなかったので、学者の中野さんのサイトに投稿して、名前を教えてもらいました。
カンランウミウシ属の一種を訂正し、キマダラウロコウミウシ属の一種-8と図鑑「日本のウミウシ」にありました。追記2021/10/7
なんだろう、この小さいのは? と現場では思っていたのだが、特に珍しいものではなく、たぶんハチマキダテハゼの子供だと思います。
ハチマキダテハゼの大人をよく見ますからね。
こちらも現場ではなんだろうか? と思っていた個体ですが、こちらも普通にマダラカザリハゼだろうと思います。
このへんのミドリガイの仲間はよくわからんです。一度、ちゃんと整理したいとは思うんだけれど。地味だし、小さいし、上手に撮ってあげられないのでそのままになっちゃうんだよね。
大きいな……。それが第一印象。ヒラツノモエビだろうけれど、ヒラツノモエビって、こんな青い点々あったっけ? というのが次の印象。第二印象って言葉はあるのかな?
で、帰って、図鑑を調べたら、ちゃんと青い点々があるって書かれてる。今までのヒラツノモエビって小さかったので肉眼で青い点々を確認するまでには至っていなかったってことですな。
同じような色彩の生物が続くな。こちらはキンランカノコっていう微小な貝です。砂地に落ちてしまって、それを拾い上げて撮影。裏返っていたので、頑張って元に戻ろうとしている最中の写真です。
そして。このホストといえば……って感じのウミウシ。ミュヤ・ロンギコルニス。ウミウシ本体よりも卵を先に見つけることが多いです。
卵があったら、「絶対ここにウミウシがいるはず……」と確信して探すこと。さすれば、きっと見つかるはず。
そして、トガリモエビ属の一種はこの季節はけっこういろんなポイントで見つかります。
色もいろんなパターンがあります。
そしてこの季節の目玉。愛くるしいジョーフィッシュ。和名はカエルアマダイ。なんとかカエルアマダイではなくて、頭になにもつかないただのカエルアマダイです。
かわいい。お客様受けも非常に良いです。スピッツのリピーターさんはほぼ毎年見ておられると思うのですが、毎年、みんな楽しく観察、撮影しておられますからね。
おお、いいね~。個人的には普通の色彩のウミウシカクレエビよりも、このブラックタイプの方が好きです。思いっきり露出補正して+2.0で撮影。たぶん水中ライトも使っていたはず。
ペコソもでました。
浅瀬でオキスズメダイも気持ちよさそうでした。
ハダカコケギンポの赤色はやっぱり紹介しとかないとね。
見慣れないコショウダイ……。ぱっと見で名前がわからないコショウダイがまだいるんだな~としみじみ。私はたくさんの魚の和名を知っているんだぜっ!! と自慢したいわけでもなく、おごっているわけでもなく、ダイビングばっかり30年近くもやっているのに、まだまだ知らない魚が出てくる。しかもコショウダイという分野で。ハゼやスズメダイ、ヘビギンポとかブダイなんて分野ならまだわかるのだが、コショウダイの分野ぐらいは極めているのだろうと安易に思っていました。
調べてみたら、エリアカコショウダイっていうのがいました。
こんなん……知らなかった。
魚類写真資料データベースで調べると出てくる写真は近隣ショップのTさんのものが多かった。
ふむふむ。
さすがだ……。
エリアカコショウダイね。記憶したぞ。
ヨコシマエビもいました。
そして最近、ここのポイントでの遭遇率が上がってきています。ピカチューウミウシことウデフリツノザヤウミウシ。
山田ポイントでも毎年出てくるけれど、ここでも見れるようになったら嬉しい限りです。
ちゃお。