2月のログをとりあえず完成させよう。
お客様は久しぶりの来沖で、レッドビーチでウミウシを探す気満々で来られたと思うのだが、あいにく? の東風で普通に恩納村の港からボートで出港できてしまった。
無理してレッドビーチに行くことも考えられたのだが、もうそんな無理をする齢ではない。
海況第一でポイント選定させていただきます。
2022/2/12、瀬良垣漁港より出港
久しぶりの瀬良垣漁港は軽石が少なかったです。
出入り口のオイルフェンスも、前は出港のたびに開閉していましたが、今回は朝に開けて、夕方に閉めるというスタイルになっていました。
1st dive
冬にボートに乗れるなんて思ってもみなかったし、
全然潜ってなかったから生物ネタのストックがあるわけでもないので、
ふらふらと過去の記憶をたどりながら潜ってみることにした。
ネムリブカがいるかなー? と覗きこんだ穴に本当にいると、とてもありがたいです。
ツノダシの群れに当たる季節ですね。
すごい群れじゃないけれど、囲まれるとブルーの中に黄色が混ざって、
とても幸せな気分になります。
ウミウシを探していたけれど、全然いないな……。
唯一にしてかなりのヒットがごまちゃんこと、ゴマフビロードウミウシ。
かわいくて人気のあるウミウシです。
2nd dive、冬にハゼで遊ぶべからず
2本目は砂地に潜りました。
ヤシャハゼ、ヒレナガネジリンボウなどのハゼは見られるのですが、撮影して遊べるかというと、敏感すぎてやっぱ無理です。
やっぱ水温低いからね、何度だったの?
21℃でしたよ
沖縄の冬で21℃は寒くないです。むしろ普通の水温。それでハゼが敏感ってことは沖縄の冬はハゼ観察には不向きってことです。
なんで水温が低くなるとハゼはすぐに隠れちゃうんだろう?
魚たちは変温動物なので、
- 水温下がる
- 魚の体温も下がる
- 魚の代謝機能、消化機能も低下
- たくさん食べなくても生きていける
- 危険を察知したらすぐに巣穴に隠れる
- 食べて子孫を残よりも、自分が生存する可能性の高い行動を取る
と、いう流れではないでしょうか?
なるほど、納得
パシッ、パシッストロボ光らせて接近してくるダイバーなんて、危険そのものでしょう。
それが生存第一を考えてる冬に寄ってきたら、そりゃーすぐに隠れちゃうよ。
じゃあ、冬はどんな生物見て楽しむのが正解なの?
冬に大事なことは、
「欲張らない」ってことです。
出会った生き物で遊べばいいんです。
そう、ウミガメなんて、冬でも出会えるしね。
ウミガメの写真、ひどいな……
申し訳ない。記録するだけに撮ったので……。お客様はビシバシ撮ってました
魚の動きが鈍化してるってことは巣穴を持たない魚たちは岩の上で止まっていたり、泳ぐスピードが遅かったりします。
つまり、それらの生物とはゆっくり遊べるってことです。
シマヒメヤマノカミなんて、サイコーにそんな被写体です。
めいっぱい寄ってるね
危険生物に寄ってみよう
ハナブサイソギンチャクは毒があり、素手で触るとダメな海の生き物として有名です。
毒のある生き物はいろいろ隠れ蓑に使われています。
代表的なのがこのイソギンチャクで、今回はハナブサイソギンチャクです。
いろんな甲殻類が家に使っていて、砂地にニョキッとはえてます。
大きいマルガザミが隠れていました。
出てきたマルガザミの口元が………、
カレー食べましたか?
ってぐらい黄色ですね。
さて、他の日のログも書いていきましょう。