正月三が日中日。風も東から南にまわるってことで、西海岸は安全パイ。じっくり攻めてみようじゃ~あ~りませんか。
1本目は久しぶりのポイントを選択。選択を決定させている要因は潮の干満と風向き、うねりの程度である。
私の経験では、ここではけっこうへんてこりんなウミウシを出してくれるというイメージがある。期待して行ってみた。結果、そこそこは出してくれました。
ふむふむ。センテンイロウミウシだね。センテンイロウミウシが見られないポイントはない! と言っても過言ではないくらいセンテンイロウミウシはどこにでもいる。西でも東でも、サンゴ礁でも内湾でも、泥場でも。実に様々な環境で生きていく術を習得しているウミウシだ。素晴らしいっ!!
お客様が見つけたこのウミウシは……。ダメージを受けて体が欠損しているようだが、クロヘリアメフラシで間違いないでしょう。
触覚の赤い輪がひとつだけだけれど、これはバーチイ? なのか? それともセンテンイロウミウシ? センテンイロウミウシのような気はするけれど。
岩の下に張り付いてた、この物体はウミウシだよね? また聞いてみて、追記できたらここに書いていきますね。
ゾウゲイロウミウシに、
ワライヤドリエビもいました。しかもかなり大きめ。
ワライヤドリエビの目には、エンジ色のドットが入っているのだが、こーいう大きい個体でないとそこまでは撮れない。言うまでもなく、そんなものは現場では見えない。私のような老眼がひどい人に見えないのは言うまでもないが、老眼じゃない人にもきっと見えない。こうやって撮影してPCの画面で大きくしてようやく気付くほどの特徴です。
お昼に向けて潮も上がってきたのでポイントを移動。リーフアウトし穴に潜入。ウミウシを捜索してきました。キスジカンテンウミウシはわかりやすい場所に、誰かに置いておかれたようにたたずんでいました。
アオセンミノウミウシは本当にたくさんいる。ミノウミウシの爆発はいつになるのだろうか? ミノウミウシが爆発的に大発生する時期があるのだが、そろそろそれがあっても良いのだけれど……
名前のわからないミノウミウシの仲間が出てきましたね。爆発までカウントダウンに入っているのかな?
ジュッテンイロウミウシはお客様の発見。
誰にも見向きもされないコイボウミウシたち。2個体がまさに出会った、その瞬間だったので、撮ってみた。
赤い点々の大きい、このカニダマシはアカホシカニダマシでしょう。コホシカニダマシというのも前はいたけれど、今は、コホシカニダマシという名前はなくなって、アカホシカニダマシに統一されているようです。で、甲羅の凸凹な奴がいて、そいつには和名がついておらず、Neopetrolisthes spinatus Osawa & Fujita, 2001という学名のみが与えられているようです。
浅瀬ではモンツキカエルウオ。
そしてエグジット直前に出会った真夏のようないでたちのアメリカ人ダイバー2名。1/2だけれど、気温は24度を記録し、水温もまだまだ温かくて23℃もあるけれど、さすがにその格好は寒いんじゃなかろうか? と、心配になるけれど……。
スノーケリングくわえて、ダイビングに発たれました。グッドラック!!
毎年、正月はどこのそば屋もクローズなので、いつもコンビニで済ませていることが多い年始。だけど今年はうまい具合に空いているお店を巡って過ごせました。1/2は恩納の瀬良垣にある瀬良垣食堂。フェイスブックで開いてることを確認して行ってみた。※2021/9/6追記 2021/9/6現在瀬良垣食堂さんは閉店されております。
通常メニューのそばはお休みで、正月料理しか出せませんって断りを入れられたのだが、そんなの全然大丈夫。この正月にお店を開けてもらっているだけで感謝です。なんでも食べます。ほしがりません勝つまでは。
で、人数だけ聞かれて、待つことしばし。出てきたら、驚いた。なんということでしょう~。
黒豆、芋きんとん、伊達巻、田作り、ロース
筑前煮も美味しかった。
ナマスも美味っす。
味噌のお雑煮、いただきました~。
幸せな気分になり、午後のダイビングに突入。
本来ならば、好条件がそろっているので、ウミウシざくざく。ここほれワンワン状態かと思ってかなりの期待感と共に潜降したのだが、またもや肩すかし。
う~ん、今年は少ないね~。でも、このポイントに潜るたびに出会っているアルディアドーリス・トムスミスイは、もしかして全部同じ個体なのだろうか?
シライトウミウシ。
正面から撮らないとね……。ヒブサミノウミウシでいいと思う。
ノウメア・ワリアンスはお客様の発見。
う~ん……。もっと出てもいいのになぁ~。このままの調子でこの年末年始のウミウシ合宿は終わってしまうのかな~。
うまいこと行きませんなぁ~。