今日のお客様はとある筋からの紹介でご来店されたご夫婦。奥様の耳抜きに時間がかかるのでよろしくお願いします……と、事前に聞いていたので、ポイント選び、潜降スタイルなど慎重に進めていきました。
二日前には沖縄で雪? あられ? を観測。それに伴った北風で海は最高に荒れてしまっていた。ようやく穏やかになり、空も晴れて、海の調子も良好になったことで、奥様のストレスも少なくなったのか、ことのほか耳の調子も良く、心配していたほどのことにはならず、楽しいダイビングとなりました。
透明度も良く、ヨスジフエダイが群れているだけでも幸せな気分。
お客様も戯れておられました。
砂地のポイントで肩慣らしを終えて、2本目で青の洞窟に潜入。
びっくりするぐらい誰もいなくって、貸切青の洞窟でした。
水面にスノーケラーですら、1人もいません。
洞窟を出たところの岩場なんですが、底が真っ白。
これは雪を降らせた低気圧によって荒れたことで、真栄田岬の底がとんでもなく荒れてしまったことを意味する。
ちょっとした台風よりもひどいアリサマです。
洞窟前のちょっとした深場も底は真っ白け。波で底の石、岩が動いて、ひっくり返って、裏返って、今まで海中に露出していなかった部分が露わになって、この白さになってます。
ここから時間をかけて、白い岩にカイメンや藻類やいろんなものが住むようになって、岩の色がどんどん白から黒っぽくなっていくのだが、まぁ~今度の夏までに状態が戻ればいいかな~というレベルのひどさです。
ガレ場もボロボロ。生物、みんな、どこかに隠れているんだろうけれど、どこに行くんだろうね?
中層を泳いでいるような魚は荒れた海が穏やかになれば戻ってきます。ツバメウオは早速洞窟前にたくさんいました。
真栄田岬同様に、荒れたことによる山田ポイントの砂の移動もハンパなかったし、誰かの手によって浅瀬に移植されてきたイソギンチャクたちの大半は砂に埋もれてしまっていました。けっこうショッキングな光景だった。
今後、どうなっていくのかな~?