スピッツはビーチダイビングもメニューに入っている。特にじっくりマクロ観察、撮影したいお客様にはビーチダイブはお勧めです。
2015年はボートダイブではまず行かない、行けない。そんな極浅の水深で観察、撮影することの多かった1年でした。スピッツではタイドプールダイブも頻繁に行っていますが、タイドプールダイブはもう何年も前から潜っていて、特に目新しい生物の登場などはありませんが、人気メニューの一角をゆるぎないものとしています。
タイドプールとはちょっと違う、干潮時間になれば、干上がってしまうほどの浅い場所。潮見表を見て、満潮時間じゃないと遊びに行けないような、そんな水深です。
そんな場所にいたのは、ゴテンカエルウオ。ネットでググッテもまだ沖縄からの報告とかほとんど見つけられません。伊豆、串本、柏島、屋久島なんかのダイビングショップが載せている記事は見るのですが、沖縄のダイビングショップが載せているのは全然検索してもヒットしない。
沖縄での他のポイントでも見つけられるか、ぜひ今年は捜索の手を広げてみたいです。
あと、目の後の白い線が特徴的なヒメツマリギンポもいました。
ちなみにこちらは、ツマリギンポです。
そして、その水深が大好き。そこでいいの? じゃなくて、ここがいいの!! と、いう声が聞こえてきそうなほど、浅場の小さな穴に住んでいるヒメメガネオウギガニ。
穴が小さすぎて、顔が全部見えない、撮れない。
こんな家です。
たまに両目が見えている個体もいますが、ほとんどの個体が片目だけで穴から外を見ているよう。ようやく両目が見えている個体にもめぐり合えました。
そして、こちらは陸上写真。彼らの巣穴は完全に陸にありました。メガネオウギガニです。ヒメメガネオウギガニよりもサイズはちと大きめでした。
2016年もこの極浅の環境を楽しんでガイドしたいと思います。リクエストしてね。
なんか目がより離れているような……。