第2位にランクインしたのは、ホソカワインドカエルウオです。ネットで名前検索しても、あまりヒットしてこない。ヒットしてサイトに飛んでみても、あまり詳しく載っていない。そんなカエルウオです。
和名のついたのは1999年なので、まだ比較的歴史の浅いカエルウオです。
このときが私も初見。すぐに、おっ!! ホソカワインドカエルウオだっ!! と、わかるわけもなく、変なカエルウオがいる……という第一印象です(第一印象はだいたいそうですが……)。
基本はサンゴの奥に隠れているのですが、たまに表に出てくる。でも、数秒でまた奥に戻っていく。それの繰り返し。撮影するのはすんごい難しい。
で、じっ~と見ていると、奥のサンゴの上に戻ると、けっこう止まっている。隙間の狭い、サンゴの隙間をよく見ながら、なんとかズームしてホソカワインドカエルウオがフレーム内に収まる隙間を見つけて撮影したのが下の写真。
と、この写真の2枚だけ。
でも、よく見てみたら……。現場では気付けなかったけれど、卵を守っていたんですね。目のできている卵がサンゴに産み付けられています。
その後もここのポイントに行く度に、ちゃんとした写真を撮ろうとお客さんともどもがんばってみるのですが、撮れたためしがない。接近するとほんとうに奥から出てこないし、遠くからだと濁っていて、鮮明に撮影できない。
なかなか難しい……。
そう、ここは濁った水域。ポイントの名前は那覇シーサイドパークです。みんながニシキテグリを見ている横にホソカワインドカエルウオは隠れているのです。
ニシキテグリもいいけれど、今度シーサイドパークに行ったら、ホソカワ君にも出会ってみてくださいね。
インドカエルウオとの区別は目の上の皮弁の形状だそうで、ホソカワインドカエルウオは皮弁が分かれているそうなのですが、この2枚の写真だと、なかなかその部分もちゃんと見えなくって、判断が難しいですね。
今年こそ、ちゃんと撮ってあげたいぜっ!!